インドネシア・バリ島では、3/22にニュピ祭が行われます。
ニュピ祭はバリ・ヒンドゥー教の宗教行事で、別名を「サイレント・デイ」(静寂の日)とも呼ばれ、当日は火の使用や労働、外出などが禁止されます。
そのため、火や電灯が使用できないほか、店なども閉まり、公道の通行や車やバイクの乗車も禁止。航空便の発着も停止されます。
当日、島にいる全ての人が従うことが求められ、外国人や異教徒も例外ではありません。
観光客も緊急時以外はホテル敷地から出ることは一切許されず、室内で明かりを使うときはカーテンを閉めて外に漏れないようにするなど、いろいろな不便が生じます。
そのため、一般的には旅行には不向きとされますが、ニュピ前後にはさまざまな伝統行事が行われ、バリ独自の文化に触れることができるため、あえてこの時期に訪れる外国人観光客も少なくありません。
ニュピの3~4日前に、村ごとに保管されているご神体をおみこしのように担ぎ、海へ清めに行く「ムラスティ」や、ニュピ前日に男達が悪霊の巨大なおみこしを担ぎ、伝統楽器ガムランとともに華やかに練り歩く「オゴオゴ」などが見どころです。
ニュピ当日は、前日とは打って変わって静寂に包まれ、天気が良ければ満点の星空が見られます。
大半のリゾートでは、ニュピ当日もプールなどで過ごせる他、中で楽しめるプログラムが用意されていることもあります。
ただ、レストランや施設などの利用時間が変更されることもありますので、注意が必要です。
ニュピ祭はサカ暦(太陰太陽暦をもとにした暦)の正月に行われ、西暦での日付は毎年変わります。
今後のニュピの日程は以下の通りです。
2023年 3/23
2024年 3/11
2025年 3/29
2026年 3/19
詳しくはこちらもご覧ください。
ニュピ:バリの新年という完全なる静寂 - インドネシア共和国観光省公式ウェブサイト
海外安全ホームページ: スポット情報詳細 インドネシア(バリ島):ニュピ祭における注意喚起