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Mt5 城塞の街 “ヴィクトリア∞シタデル”
コンシェルジュ : 小宮 俊一
【2008年12月25日[Thu]】
Mt5 城塞の街 “ヴィクトリア∞シタデル”
ゴゾ島のど真ん中に、青銅器時代からの歴史のある街ヴィクトリア。その中心にシタデルと呼ばれる城塞があります。この城塞(シタデル)の起源は、フェニキアからローマ時代にかけて構築されたものといわれています。
この城塞は、海賊や異民族などの外敵から住民の避難所として使われておりましたが、1693年の大地震で崩壊してしまいました。
その後、マルタ騎士団の時代に、オスマントルコなどの侵攻に備えて強固に再建されましたが、17世紀後半よりだんだん放置されるようになり、衰退していく運命でした。
また、この城塞は、ゴゾ島のパノラマ・ビューポイントで、一番の高台にあるので、ここからはゴゾ島が一望できます。城塞の内外はとても広く、堡塁の上は歩いて廻ることもできます。
大聖堂(カテドラル)
さらに、城塞の中心には大聖堂があり、この美しい大聖堂(カテドラル)は、その時代に建造されたものです。
マリア像
大聖堂の上の壁に奉られている聖母マリア像に軽く挨拶し、我々は、城塞シタデルの観光を終え、ヴィクトリアの街に下りていきました。
ゴゾレース
ゴゾ島はレース編みが有名です。街角のレース屋さんの窓越しに覗くとおばあさんが器用にレースを編んでいます。素材は木綿から絹まで様々ですが、今ではゴゾ島特産のレースは編み手が減って、おばあさんたちが細々と編んでいる貴重なものだそうです。
ゴゾレース屋さん
ヴィクトリアの街の散策中にゴゾレースを買って満足そうにしているつれ合いと、マイクロバスに乗り込みました。いよいよマルタ島に帰る時間になり、我々はフェリー乗り場のあるイムジャールに向かいました。
「グレンイーグルスという名前のバーを知っている?」とつれ合いが言って、マイクロバスの窓の外を指さしました。
旅行の前に読んだガイドブックにフェリーの港の近くにあり、とても雰囲気が良い店と説明書で読んだとのことです。「時間があれば、行ってみようかしら」とかなり乗り気の様子です。
バー「グレンイーグルス」
マイクロバスがフェリー乗り場の駐車場に着くと、上手い具合に丁度、フェリーが出発する時間でした。残念ながら「グレンイーグルス」に立ち寄る時間はありません。
仕方なくフェリー桟橋のターミナルビルから遠目にその店を見ていると、昼の日中から、なじみ客相手に営業をしている様子です。
「リムジャールホテル」
フェリーに乗り込みそのデッキから、名残惜しげに坂道にある「グレンイーグルス」や、高台に建つ「リムジャールホテル」を眺めていると、長い汽笛と共にフェリーが動き出し、イムジャールの港町が徐々に小さくなって行きました。(続)
マルタ騎士団・探訪ツアーのお問い合わせはこちらまで
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この城塞は、海賊や異民族などの外敵から住民の避難所として使われておりましたが、1693年の大地震で崩壊してしまいました。
その後、マルタ騎士団の時代に、オスマントルコなどの侵攻に備えて強固に再建されましたが、17世紀後半よりだんだん放置されるようになり、衰退していく運命でした。
また、この城塞は、ゴゾ島のパノラマ・ビューポイントで、一番の高台にあるので、ここからはゴゾ島が一望できます。城塞の内外はとても広く、堡塁の上は歩いて廻ることもできます。
大聖堂(カテドラル)
さらに、城塞の中心には大聖堂があり、この美しい大聖堂(カテドラル)は、その時代に建造されたものです。
マリア像
大聖堂の上の壁に奉られている聖母マリア像に軽く挨拶し、我々は、城塞シタデルの観光を終え、ヴィクトリアの街に下りていきました。
ゴゾレース
ゴゾ島はレース編みが有名です。街角のレース屋さんの窓越しに覗くとおばあさんが器用にレースを編んでいます。素材は木綿から絹まで様々ですが、今ではゴゾ島特産のレースは編み手が減って、おばあさんたちが細々と編んでいる貴重なものだそうです。
ゴゾレース屋さん
ヴィクトリアの街の散策中にゴゾレースを買って満足そうにしているつれ合いと、マイクロバスに乗り込みました。いよいよマルタ島に帰る時間になり、我々はフェリー乗り場のあるイムジャールに向かいました。
「グレンイーグルスという名前のバーを知っている?」とつれ合いが言って、マイクロバスの窓の外を指さしました。
旅行の前に読んだガイドブックにフェリーの港の近くにあり、とても雰囲気が良い店と説明書で読んだとのことです。「時間があれば、行ってみようかしら」とかなり乗り気の様子です。
バー「グレンイーグルス」
マイクロバスがフェリー乗り場の駐車場に着くと、上手い具合に丁度、フェリーが出発する時間でした。残念ながら「グレンイーグルス」に立ち寄る時間はありません。
仕方なくフェリー桟橋のターミナルビルから遠目にその店を見ていると、昼の日中から、なじみ客相手に営業をしている様子です。
「リムジャールホテル」
フェリーに乗り込みそのデッキから、名残惜しげに坂道にある「グレンイーグルス」や、高台に建つ「リムジャールホテル」を眺めていると、長い汽笛と共にフェリーが動き出し、イムジャールの港町が徐々に小さくなって行きました。(続)
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