谷口様 大変お世話になりました。 楽しかったイタリア新婚旅行があっという間に終わり、 日本での現実に戻り時差ボケと戦っています。 もともと新婚旅行のテーマと行き先は決まっていました。 パルマFCホームでのサッカー観戦。 しかし、パルマへ訪れるツアーもなく、 パルマホームでの試合チケットを手配してくれる業者も なかなか見つかりませんでした。 本当にダメもとでウェブトラベル様に見積もりを出し、 たった一人見積もりを作成してくださったのが谷口様でした。 ウェブでしかやり取りができないことに不安を覚えて いましたが、率直にその点を伝えると、丁寧なメールと ともに補償制度などをご連絡いただき、 正式に申し込みを行いました。 それから出発まで、谷口様の作成したプランに 肉付けをしていく作業のやりとり、海外旅行初心者の われわれの初歩的な質問への丁寧なご回答、 面倒なマイルやリコンファーム、食事の予約の代行と とてもよくしていただき本当に感謝しています。 火山噴火の影響があり、サッカーの試合のチケット販売方法 の変更など、最後までどたばたしましたが、 その都度谷口様には真摯に対応していただけました。 前置きが長くなりましたが、 ここまで綿密に手配をしていただいたおかげで、 イタリア旅行はとても楽しいものになりました。 成田→(ローマ空港)→フィレンツェ 初日に到着したローマ空港では、当たり前ですが イタリア人のみ。入国審査官は無愛想で、イタリア人は 陽気で親切と聞いたのに・・・と少し戸惑いました。 また、店で水を買う勇気もなく、自販機に5ユーロ札を 投入してもエラー音とともに何度も返ってきてしまう始末。 本当にこれから大丈夫なのだろうか、と思ったのを 覚えています。 乗り継ぎでフィレンツェ空港に着いた時は、もう疲労困憊。 時間も遅く、空港からホテルの送迎を頼んでいて 本当によかったと思いました。 フィレンツェの駅から近いホテルでの手配でしたが、 治安があまりよくなさそうに見え、ホテルも大きな看板が なかったので、自力ではたどりつけなかったと思います。 移動の疲れと時差ボケであっという間の就寝、 そしてフィレンツェ最初の朝は雨でした。 それでも街にでるとヨーロッパの街並みに心ひかれ、 たくさんの写真を撮りました。 本当に全てが絵になる光景、歴史のある街並みに 感動しました。半日観光では市役所を訪れましたが、 美術館並みの絵画や彫刻、調度品の数々にびっくりしました。 本当に文化が違うんだと見るもの全てが新鮮でした。 お昼は谷口様お勧めのパニーニを食べました。 イタリアのパンは日本のパンと比べてバターの量が少なく、 最初は味がしないのかなと思いましたが噛めば噛むほど 味が出て、具の味が引き立ってとてもおいしかったです。 パニーニで腹ごしらえをしたあとはドゥオモに上りました。 しかし、なんと道を間違えてしまい屋上に上がる前に 下へ降りてしまったのです。 道は狭くて通りずぎる事もできないので、気付いた時には 引き返すこともできませんでした。しかたなく上る予定の 無かった鐘楼に上ることに。 これが400段以上の階段で、ドゥオモも8割ほど 登っていた我々には地獄のようでした。 しかし、ある階ごとに景色を眺めたり休むことができたので、 なんとかくじけずに上ることができました。頂上の景色は 絶景でした。ドゥオモや教会、そして一面に広がる赤レンガの 屋根の建物。美しくて、憧れていたイタリアの街並みでした。 二人でドゥオモを間違えて途中で降りてきてよかったのかもね、 というくらい感動した眺めでした。 そして、なんとか下ることができ、谷口様との待ち合わせまで 街をブラブラしました。初日なので、あんまりお買い物が できなかったのが心残りです。 ホテルでお会いした谷口さんは、優しい笑顔が印象的な 素敵な女性でした。そして、すごくほっとしたのを覚えています。 サッカーチケットや切符を受け取り、イタリアの電車の仕組み や乗り方について詳しく教えていただけました。特に、電車が 遅れた時の掲示板の見方は後のパルマで大変役に 立ちました。私たちが席に着くまでホームで見守っていてくれ、 心強かったです。 時間に余裕があればもっとお話ししていたかった。 あっという間のフィレンツェで、晩ごはんを食べることが できなかったのが心残りです。 今度来たら、噂のステーキを食べてみたいです! パルマ のんびりとした雰囲気で、教会も公園もサッカースタジアムも 徒歩圏内にあるとてもいい街でした。 大のパルマファンの夫は、スタジアムに近づく途中から もう大感激の興奮状態。 聖地に来た、と喜び、練習風景をビデオに収めようとするも、 手が震えてうまく撮影できないほどでした。 セリエA最終節の試合で、相手チームのリヴォルノは 勝ち負けにかかわらず降格が決定していたので、 気の抜けた試合になるかもしれない、と覚悟していましたが、 なんと4-1での勝利! ゴールが決まるたびに会場全体が揺れました。 特に最後にクレスポという選手が90分にゴールを決めた瞬間、 スタジアム全体が一体となり喜びを分かち合いました。 クレスポ選手は今年二月に再びパルマに戻ってきた FWですが、得点をあげられず、来季のために一点 決めてほしいと、選手がみなパスを送っていたのでした。 大興奮のサッカー観戦のあとは、生ハムとパルメザンチーズに 舌鼓を打ちました。本当においしくて、ワインも美味しい。 本当に美食の街パルマでした。 また、ホテルの支配人もパルマファンとのことで、 夫はもっとイタリア語をしゃべれたら熱く語り合うことが できたのに!と日本に帰ったら絶対に習いに行くと 誓っていました。 パルマ出発の朝、出発まで街を散策し、またしても競技場で 歩いて行った私たち。朝日をあびて、まわりに誰もいない 正門を写真におさめることができて、大満足でした。 パルマ→(ボローニャ)→ヴェネツィア ホテルの支配人とお別れして、さあヴェネツィアに!と 意気込んで駅に到着すると、パルマ→ボローニャの電車が 50分遅れ。しばし二人で呆然としてしまいました。 50分遅れだとボローニャ→ヴェネツィアの指定席も乗れないし、 ヴェネツィアからホテルまでの送迎にも間に合わない。 谷口さんに電話で聞いたところ、ボローニャ→ヴェネツィアの 予約を一時間遅らせるとよいとのアドバイス。窓口で、 「ボローニャに行きたいんだけど、50分遅れで ボローニャ→ヴェネツィアからの予約に間に合わない!」 と言うと、「それでなくて、今から10分後の電車に乗ればよい」 と窓口の人。それならわざわざ予約変更しなくていいんだ、 と楽な道を選んだ私たち。 谷口さんに電話してボローニャ行きの電車に乗れそうです、 と話したら、その電車の所要時間が長く、乗換時間が2分 しかないことが判明。 これは、無理と判断し、もう一度窓口へ行き、四苦八苦して 予約変更をしてもらいました。 本当に片言の英語とイタリア語しかしゃべれない私たちには これが一番のトラブルでした。 ボローニャについて、乗り換えまでの時間を潰しているときに、 私と夫それぞれが小銭をせびられるというおまけつきでした。 本当にイタリアらしいなと思った出来事でした。 ヴェネツィア 最初に駅から降り立った瞬間、水に浮かぶ都市に二人で 大興奮しました。 水上タクシーでホテルまで送迎していただき、これまた 自力ではたどりつけなかったと思います。 ヴェネツィア観光では、一日目はサンマルコ広場付近を 観光し、二日目朝一番に鐘楼に上り、美しい海に浮かぶ 島々と美しい街並みを写真に収めました。 その後ヴァポレットに乗りリド島に行き、リゾートを満喫した後は ヴァポレットの一番前に座ることができ、リアルト橋に着くまで ずっとビデオをまわし、美しい光景をとることができて 大満足です。 観光客がたくさんいるため、夜遅くでもそこまで危険は 感じませんでした。 夜の食事では、とても素敵な出会いがありました。 一日目夜の谷口さんお勧めのトラットリアでは、 老夫婦と相席に。 注文時に片言の英語とイタリア語と指さしで四苦八苦して 注文する様を心配そうに見ていました。 大皿で運ばれた野菜のグリルに対し、これはオリーブオイル と塩をかけて食べるんだよ、と教えてくれたご夫婦。 手長エビのパスタのボリュームに、「おお!」と喜ぶ私たちを みて、ご夫婦も嬉しそうにしていました。 「ボーノ!ボーノ!」と言うと、「ローマの方では、指を頬に 当てて言うのよ」、と教えてくれました。 夫が教えられた通りにすると、おじいさんが嬉しそうに 「おお、オマエ~」と嬉しそうに笑ってくれました。 それから片言ながら会話が弾み、おじいさんの親類に 日本人と結婚した人がいるという話も聞けてとても楽しい 食事になりました。ご夫婦にワインまでおすそ分けして いただき、最後は握手をしてお別れしました。 この旅で一番の出会いでした。 二日目のレストランはまさに美味!!感動しっぱなしの 美味しさ。 クモガニのサラダ、あさりのパスタ、魚のグリル、ティラミス、 カプチーノ。 今でも思い出します。心配していた料金もそこまで高くなく、 本当に堪能しました。 いいお店を紹介していただき、本当にありがとうございました。 夜のサンマルコ広場は、幻想的な明かりとカフェの 野外音楽でとても神秘的な雰囲気に。 美味しい料理とワインでいい気分になっていて、 まさに夢見ごごちになりました。 ヴェネツィアは美しく、楽しく、美味しい場所でした。 ミラノ ミラノは都会だ!というのが第一印象です。 そして、買い物をするぞ!と意気込んでいました。 ミラノは地図と実際の距離感が異なり、地下鉄無しには 歩きまわれないところでした。 ちょっと怖かったですが、地下鉄の二日券を買いました。 これが安くて本当にお得でした。 ミラノは日本から持ってきた地図だとわかりにくく、 何度も道に迷ってしまいました。 地下鉄から地上に出た時の方向がわからなくなるのです。 この経験から、次回は方位磁石を持っていこうと思います。 ミラノ一日目も谷口さんおすすめのお店を予約していただいて いましたが道に迷って辿りつけず、かなり焦りました。 道行くサラリーマンに聞いてもこちらの語学力がないため 理解できず。困ってしまって庭先でくつろぐ家族に再度 聞いてみるも、やはりわからなかった私たち。 すると、息子さんが自転車に乗って案内してくれました。 店に到着したあと、やはり私たちだけでは辿りつけなかった のではないかと思い、息子さんに感謝でした。 もちろんその店の料理も美味しく、大変満足の 夕食になりました。 次の日の午前が最後の晩餐観賞を含む ミラノ半日観光でした。 そこでのガイドさんの話がとても面白かった! なぜミラノがファッションと商業の街なのか、 なぜダヴィンチが多方面で偉大な業績を残すことができた のか、数学と音楽と芸術と宗教の関係などをわかりやすく 説明してくださり、大変有意義な観光になりました。 スカラ座では、ボックス席からリハーサル中の舞台を 見学させてもらいました。 スカラ座の伝統と歴史、芸術を感じ、絶対ここに オペラを見に来たい!と思いました。 その後ミラノドゥオモに上り、モンテナポレオーネ通りで ショッピングを堪能し、スーパーマーケットでお土産を物色。 イタリアの食品はどれも可愛くて、目移りしました。 チーズや生ハムも持って帰りたかったけど、 日持ちや検疫の問題で断念。 お土産を手頃な値段で買いこむことができ、大満足でした。 その後ふらっと入ったトラットリアは、雰囲気も味も値段も いいお店でした。 最初、誰もお客がおらず、店の人も日本人二人に困惑気味。 しかし美味しい料理に感動し、品物を運んでくれるたびに、 「ボーノ!ボーノ!」と言っていたら、 感激してくれ、最後には握手をしていただきました。 ミラノは都会で、今までのような出会いはないだろうと 思っていたのに、やはりイタリアの人はどこでも優しく、 温かかったです。 イタリア旅行で得たもの、 それは人との出会いと新たな価値観でした。 ミラノのガイドさんが、イタリアに来て芸術や建物を眺める のもいいけど、新たな人生観を得る というのも醍醐味ですよ、ということを言っていて、 まさにその通りのイタリア旅行となりました。 近いうちにまた絶対にイタリアに行きます! それまで頑張ってお金をためて、語学も勉強します。 次回もぜひ谷口さんにプランニングをお願いしたいと 思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。
(現在: 87 名)
イタリア
フランス
スペイン
K様ご夫妻 サッカー観戦ハネムーン イタリア9日間
谷口様
大変お世話になりました。
楽しかったイタリア新婚旅行があっという間に終わり、
日本での現実に戻り時差ボケと戦っています。
もともと新婚旅行のテーマと行き先は決まっていました。
パルマFCホームでのサッカー観戦。
しかし、パルマへ訪れるツアーもなく、
パルマホームでの試合チケットを手配してくれる業者も
なかなか見つかりませんでした。
本当にダメもとでウェブトラベル様に見積もりを出し、
たった一人見積もりを作成してくださったのが谷口様でした。
ウェブでしかやり取りができないことに不安を覚えて
いましたが、率直にその点を伝えると、丁寧なメールと
ともに補償制度などをご連絡いただき、
正式に申し込みを行いました。
それから出発まで、谷口様の作成したプランに
肉付けをしていく作業のやりとり、海外旅行初心者の
われわれの初歩的な質問への丁寧なご回答、
面倒なマイルやリコンファーム、食事の予約の代行と
とてもよくしていただき本当に感謝しています。
火山噴火の影響があり、サッカーの試合のチケット販売方法
の変更など、最後までどたばたしましたが、
その都度谷口様には真摯に対応していただけました。
前置きが長くなりましたが、
ここまで綿密に手配をしていただいたおかげで、
イタリア旅行はとても楽しいものになりました。
成田→(ローマ空港)→フィレンツェ
初日に到着したローマ空港では、当たり前ですが
イタリア人のみ。入国審査官は無愛想で、イタリア人は
陽気で親切と聞いたのに・・・と少し戸惑いました。
また、店で水を買う勇気もなく、自販機に5ユーロ札を
投入してもエラー音とともに何度も返ってきてしまう始末。
本当にこれから大丈夫なのだろうか、と思ったのを
覚えています。
乗り継ぎでフィレンツェ空港に着いた時は、もう疲労困憊。
時間も遅く、空港からホテルの送迎を頼んでいて
本当によかったと思いました。
フィレンツェの駅から近いホテルでの手配でしたが、
治安があまりよくなさそうに見え、ホテルも大きな看板が
なかったので、自力ではたどりつけなかったと思います。
移動の疲れと時差ボケであっという間の就寝、
そしてフィレンツェ最初の朝は雨でした。
それでも街にでるとヨーロッパの街並みに心ひかれ、
たくさんの写真を撮りました。
本当に全てが絵になる光景、歴史のある街並みに
感動しました。半日観光では市役所を訪れましたが、
美術館並みの絵画や彫刻、調度品の数々にびっくりしました。
本当に文化が違うんだと見るもの全てが新鮮でした。
お昼は谷口様お勧めのパニーニを食べました。
イタリアのパンは日本のパンと比べてバターの量が少なく、
最初は味がしないのかなと思いましたが噛めば噛むほど
味が出て、具の味が引き立ってとてもおいしかったです。
パニーニで腹ごしらえをしたあとはドゥオモに上りました。
しかし、なんと道を間違えてしまい屋上に上がる前に
下へ降りてしまったのです。
道は狭くて通りずぎる事もできないので、気付いた時には
引き返すこともできませんでした。しかたなく上る予定の
無かった鐘楼に上ることに。
これが400段以上の階段で、ドゥオモも8割ほど
登っていた我々には地獄のようでした。
しかし、ある階ごとに景色を眺めたり休むことができたので、
なんとかくじけずに上ることができました。頂上の景色は
絶景でした。ドゥオモや教会、そして一面に広がる赤レンガの
屋根の建物。美しくて、憧れていたイタリアの街並みでした。
二人でドゥオモを間違えて途中で降りてきてよかったのかもね、
というくらい感動した眺めでした。
そして、なんとか下ることができ、谷口様との待ち合わせまで
街をブラブラしました。初日なので、あんまりお買い物が
できなかったのが心残りです。
ホテルでお会いした谷口さんは、優しい笑顔が印象的な
素敵な女性でした。そして、すごくほっとしたのを覚えています。
サッカーチケットや切符を受け取り、イタリアの電車の仕組み
や乗り方について詳しく教えていただけました。特に、電車が
遅れた時の掲示板の見方は後のパルマで大変役に
立ちました。私たちが席に着くまでホームで見守っていてくれ、
心強かったです。
時間に余裕があればもっとお話ししていたかった。
あっという間のフィレンツェで、晩ごはんを食べることが
できなかったのが心残りです。
今度来たら、噂のステーキを食べてみたいです!
パルマ
のんびりとした雰囲気で、教会も公園もサッカースタジアムも
徒歩圏内にあるとてもいい街でした。
大のパルマファンの夫は、スタジアムに近づく途中から
もう大感激の興奮状態。
聖地に来た、と喜び、練習風景をビデオに収めようとするも、
手が震えてうまく撮影できないほどでした。
セリエA最終節の試合で、相手チームのリヴォルノは
勝ち負けにかかわらず降格が決定していたので、
気の抜けた試合になるかもしれない、と覚悟していましたが、
なんと4-1での勝利!
ゴールが決まるたびに会場全体が揺れました。
特に最後にクレスポという選手が90分にゴールを決めた瞬間、
スタジアム全体が一体となり喜びを分かち合いました。
クレスポ選手は今年二月に再びパルマに戻ってきた
FWですが、得点をあげられず、来季のために一点
決めてほしいと、選手がみなパスを送っていたのでした。
大興奮のサッカー観戦のあとは、生ハムとパルメザンチーズに
舌鼓を打ちました。本当においしくて、ワインも美味しい。
本当に美食の街パルマでした。
また、ホテルの支配人もパルマファンとのことで、
夫はもっとイタリア語をしゃべれたら熱く語り合うことが
できたのに!と日本に帰ったら絶対に習いに行くと
誓っていました。
パルマ出発の朝、出発まで街を散策し、またしても競技場で
歩いて行った私たち。朝日をあびて、まわりに誰もいない
正門を写真におさめることができて、大満足でした。
パルマ→(ボローニャ)→ヴェネツィア
ホテルの支配人とお別れして、さあヴェネツィアに!と
意気込んで駅に到着すると、パルマ→ボローニャの電車が
50分遅れ。しばし二人で呆然としてしまいました。
50分遅れだとボローニャ→ヴェネツィアの指定席も乗れないし、
ヴェネツィアからホテルまでの送迎にも間に合わない。
谷口さんに電話で聞いたところ、ボローニャ→ヴェネツィアの
予約を一時間遅らせるとよいとのアドバイス。窓口で、
「ボローニャに行きたいんだけど、50分遅れで
ボローニャ→ヴェネツィアからの予約に間に合わない!」
と言うと、「それでなくて、今から10分後の電車に乗ればよい」
と窓口の人。それならわざわざ予約変更しなくていいんだ、
と楽な道を選んだ私たち。
谷口さんに電話してボローニャ行きの電車に乗れそうです、
と話したら、その電車の所要時間が長く、乗換時間が2分
しかないことが判明。
これは、無理と判断し、もう一度窓口へ行き、四苦八苦して
予約変更をしてもらいました。
本当に片言の英語とイタリア語しかしゃべれない私たちには
これが一番のトラブルでした。
ボローニャについて、乗り換えまでの時間を潰しているときに、
私と夫それぞれが小銭をせびられるというおまけつきでした。
本当にイタリアらしいなと思った出来事でした。
ヴェネツィア
最初に駅から降り立った瞬間、水に浮かぶ都市に二人で
大興奮しました。
水上タクシーでホテルまで送迎していただき、これまた
自力ではたどりつけなかったと思います。
ヴェネツィア観光では、一日目はサンマルコ広場付近を
観光し、二日目朝一番に鐘楼に上り、美しい海に浮かぶ
島々と美しい街並みを写真に収めました。
その後ヴァポレットに乗りリド島に行き、リゾートを満喫した後は
ヴァポレットの一番前に座ることができ、リアルト橋に着くまで
ずっとビデオをまわし、美しい光景をとることができて
大満足です。
観光客がたくさんいるため、夜遅くでもそこまで危険は
感じませんでした。
夜の食事では、とても素敵な出会いがありました。
一日目夜の谷口さんお勧めのトラットリアでは、
老夫婦と相席に。
注文時に片言の英語とイタリア語と指さしで四苦八苦して
注文する様を心配そうに見ていました。
大皿で運ばれた野菜のグリルに対し、これはオリーブオイル
と塩をかけて食べるんだよ、と教えてくれたご夫婦。
手長エビのパスタのボリュームに、「おお!」と喜ぶ私たちを
みて、ご夫婦も嬉しそうにしていました。
「ボーノ!ボーノ!」と言うと、「ローマの方では、指を頬に
当てて言うのよ」、と教えてくれました。
夫が教えられた通りにすると、おじいさんが嬉しそうに
「おお、オマエ~」と嬉しそうに笑ってくれました。
それから片言ながら会話が弾み、おじいさんの親類に
日本人と結婚した人がいるという話も聞けてとても楽しい
食事になりました。ご夫婦にワインまでおすそ分けして
いただき、最後は握手をしてお別れしました。
この旅で一番の出会いでした。
二日目のレストランはまさに美味!!感動しっぱなしの
美味しさ。
クモガニのサラダ、あさりのパスタ、魚のグリル、ティラミス、
カプチーノ。
今でも思い出します。心配していた料金もそこまで高くなく、
本当に堪能しました。
いいお店を紹介していただき、本当にありがとうございました。
夜のサンマルコ広場は、幻想的な明かりとカフェの
野外音楽でとても神秘的な雰囲気に。
美味しい料理とワインでいい気分になっていて、
まさに夢見ごごちになりました。
ヴェネツィアは美しく、楽しく、美味しい場所でした。
ミラノ
ミラノは都会だ!というのが第一印象です。
そして、買い物をするぞ!と意気込んでいました。
ミラノは地図と実際の距離感が異なり、地下鉄無しには
歩きまわれないところでした。
ちょっと怖かったですが、地下鉄の二日券を買いました。
これが安くて本当にお得でした。
ミラノは日本から持ってきた地図だとわかりにくく、
何度も道に迷ってしまいました。
地下鉄から地上に出た時の方向がわからなくなるのです。
この経験から、次回は方位磁石を持っていこうと思います。
ミラノ一日目も谷口さんおすすめのお店を予約していただいて
いましたが道に迷って辿りつけず、かなり焦りました。
道行くサラリーマンに聞いてもこちらの語学力がないため
理解できず。困ってしまって庭先でくつろぐ家族に再度
聞いてみるも、やはりわからなかった私たち。
すると、息子さんが自転車に乗って案内してくれました。
店に到着したあと、やはり私たちだけでは辿りつけなかった
のではないかと思い、息子さんに感謝でした。
もちろんその店の料理も美味しく、大変満足の
夕食になりました。
次の日の午前が最後の晩餐観賞を含む
ミラノ半日観光でした。
そこでのガイドさんの話がとても面白かった!
なぜミラノがファッションと商業の街なのか、
なぜダヴィンチが多方面で偉大な業績を残すことができた
のか、数学と音楽と芸術と宗教の関係などをわかりやすく
説明してくださり、大変有意義な観光になりました。
スカラ座では、ボックス席からリハーサル中の舞台を
見学させてもらいました。
スカラ座の伝統と歴史、芸術を感じ、絶対ここに
オペラを見に来たい!と思いました。
その後ミラノドゥオモに上り、モンテナポレオーネ通りで
ショッピングを堪能し、スーパーマーケットでお土産を物色。
イタリアの食品はどれも可愛くて、目移りしました。
チーズや生ハムも持って帰りたかったけど、
日持ちや検疫の問題で断念。
お土産を手頃な値段で買いこむことができ、大満足でした。
その後ふらっと入ったトラットリアは、雰囲気も味も値段も
いいお店でした。
最初、誰もお客がおらず、店の人も日本人二人に困惑気味。
しかし美味しい料理に感動し、品物を運んでくれるたびに、
「ボーノ!ボーノ!」と言っていたら、
感激してくれ、最後には握手をしていただきました。
ミラノは都会で、今までのような出会いはないだろうと
思っていたのに、やはりイタリアの人はどこでも優しく、
温かかったです。
イタリア旅行で得たもの、
それは人との出会いと新たな価値観でした。
ミラノのガイドさんが、イタリアに来て芸術や建物を眺める
のもいいけど、新たな人生観を得る
というのも醍醐味ですよ、ということを言っていて、
まさにその通りのイタリア旅行となりました。
近いうちにまた絶対にイタリアに行きます!
それまで頑張ってお金をためて、語学も勉強します。
次回もぜひ谷口さんにプランニングをお願いしたいと
思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。