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新型コロナウィルスは収束の気配を見せ、ヨーロッパ域内の移動が可能になってきてはいますが、現時点で日本からはヨーロッパ、アメリカ、アジアに出かけることはまだ困難な状況です。とはいえ、旅に出かけられるようになる日を夢見て、そろそろ計画の準備を始めたいところです。ここでは、シウマイ弁当で有名な崎陽軒が台湾・台北駅にオープンしたニュースをお届けします。

株式会社崎陽軒は、2020年8月7日(金）に台湾・台北駅に海外1号店である「台北駅店」をオープンしました。台湾版シウマイ弁当」、「昔ながらのシウマイ」といった崎陽軒の商品を台湾の人に紹介することで、横浜の名物、日本の「駅弁」文化を知ってもらい、観光誘致につなげていきたいとしています。

崎陽軒は台湾進出に二つの理由を挙げています。ひとつは台湾にも「駅弁（便當）」が存在するものの、日本の「駅弁」文化はまだまだ馴染みが薄く、日本人にとっての旅の醍醐味のひとつである「駅弁」文化を台湾で紹介することは、日本の「駅弁」業界にとっても重要なことであると考えたこと。もうひとつの理由は、今では横浜名物となった「シウマイ（焼売）」は、横浜開港により、世界の文化を広く受け入れ、それを日本人好みにアレンジして誕生した横浜発祥の食べ物であり、台湾の人にとって「シウマイ（焼売）」を冷めた状態で食べることも「シウマイ弁当」のようにご飯と一緒に食べることも馴染みがないので、駅弁を通じて食文化の交錯を体感することは、お互いの食文化を理解し、改めて自国の食文化のルーツを知ることに繋がるのではないかと考えたとのことです。

台湾の人たちが崎陽軒のシウマイ弁当をどのように受け入れるか興味深いですが、私たち日本人旅行者にとっては、台湾でもシウマイ弁当が食べられるのはうれしいことではないでしょうか。

場所：台北駅１階改札外
営業時間　10:00～22:00
販売商品：「台湾版シウマイ弁当（175元）」「昔ながらのシウマイ 20個入（360元）」「焼焼売（やきシウマイ） 4個入（80元）」「横濱月餅（85元～）」「わらび餅（150元～）」「北海道産干帆立貝柱（300元）」ほか