7月13日よりEU諸国からフィンランドへの観光目的での入国対象国が拡大されたことを受け、フィンランド政府観光局から同国の新型コロナウイルス関連の最新情報と衛生管理について発表がありました。
現在、フィンランドでは屋外および屋内公共施設、また公共交通機関でのマスク着用を義務化していませんが、「他人との接触を避ける」「ソーシャルディスタンスを保つ」「手洗いを入念に行う」「咳エチケットなどの呼吸器衛生管理に気を付ける」などの感染予防対策を呼びかけています。フィンランドでは、国内にある主要空港のオペレーションを再開しており、空港管理局は常時マスクの着用を強く勧めています。また、全ての交通機関において利用の際には人との接触を避け、ソーシャルディスタンスを守り、手指衛生および呼吸器衛生管理の徹底を呼びかけるとともに、空港やフェリーターミナルからの移動には自家用車、もしくはタクシーの利用を勧めています。
また、レストランやカフェ、バーは午前4時から午前2時までの営業が認められており、アルコール類は午前9時から午前1時まで提供されます。収容人数は75%までに緩和されて、テラス席などの屋外では制限の対象外ですが、隣席とのソーシャルディスタンスを守るよう呼びかけられています。さらに入店時に手洗い、もしくは手指の消毒が環境を整えるよう指示され、これらの実施を徹底。家具や食器類についても、常にウイルス感染予防に取組んでいます。美術館やアトラクションなどの観光施設については、6月1日より営業を再開。宿泊施設も徐々に営業を再開しています。
なお、2020年7月13日現在、フィンランドではシェンゲン協定加盟国、EU加盟国および英国に加え、日本を含めたアルジェリア、中国、ジョージア、ニュージーランド、ルワンダ、韓国、タイ、チュニジア、ウルグアイなど10ヶ国からのビジネス目的、必要緊急性の高い渡航、およびフィンランドへの再入国に限定された渡航が可能となっています。
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