フィンランドの首都ヘルシンキの北約100キロ、湖水地方に位置するラハティは、ノルディックスキーの国際大会が開かれる町としてよく知られており、現在ワールドカップの一部にもなっている「ラハティスキーゲームズ」は1923年から始まる長い歴史を有します。そのラハティはフィンランド随一のグリーン都市。環境対策においてはリーダー的な存在で、より環境に優しい、サステイナブルな都市づくりへの長年の取り組みが評価され、EUから2021年の「ヨーロッパ・グリーン首都」を受賞しました。ラハティでは石炭の使用が廃止され、フィンランドの大都市としては初めて2025年までにカーボンニュートラルな都市となるほか、2050年までに廃棄物ゼロの循環型経済都市を目指しています。この賞を受賞した都市としては、これまでで最も北にある、また小さな都市となります。
フィンランドのラハティは、環境認証を受けた「FISノルディックスキーワールドカップ・ラハティ大会」(2021年1月22日~24日開催)をもって、ヨーロッパのグリーン都市としての一年をスタートさせます。今冬、フィンランド全土で積雪が多く、各地で本当のクロスカントリースキーができるまでになった。クロスカントリースキーはフィンランドの国民的な余暇活動であるが、今シーズンはコロナ禍ということもあってその人気は益々高まり、スキーで通勤する人の姿も見られます。