ユネスコ(国連教育科学文化機関)は、ボツワナで開催中の国際会議で、ペルー伝統料理のセビーチェなどを、新たに無形文化遺産として登録することを決定しました。
セビーチェは新鮮な魚介をレモンなど柑橘類の汁であえたマリネで、さっぱりとした爽やかな酸味が特徴です。
沿岸部だけではなく、内陸部では川魚なども使われ、ペルーでは日常的な料理として、幅広く親しまれています。
今回、セビーチェのほかには、タイの水かけ祭り・ソンクラーンや、キューバやメキシコ音楽のボレロ、イタリアのオペラ、ポーランドの伝統的な踊り・ポロネーズなども、無形文化遺産として新たに登録されました。
無形文化遺産は、2003年のユネスコ総会で採択された「無形文化遺産の保護に関する条約」に基づく枠組みで、口承による伝統及び表現、芸能、社会的慣習、儀式及び祭礼行事、伝統工芸技術などを対象に、その保護を目的としています。
ちなみに、日本からはこれまでに、能楽(2008年)、歌舞伎(2008年)、和食(2013年)などが登録されています。
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