シュトレンはドイツのザクセン州ドレスデン発祥といわれている菓子パンです。最近は日本でもよく見かけるようになりました。ドイツではクリスマスを待つアドベント(降臨節)の期間、少しずつスライスして食べる習慣があります。このシュトレンをとくにクリストシュトレン(クリスマスのシュトレン)と呼びます。
さて、シュトレン発祥の地ドレスデンでは、アドベントの第2日曜日の前日の土曜日に、巨大なシュトレンを作ってパレードを行うユニークなシュトレン祭りが開催されます。シュトレン・ガールや街のパン屋さん、菓子職人、兵士の連隊などが参加します。旧市街を通り抜ける途中に数トンの重いシュトレンは大きなナイフで切り分けられ、販売されます。シュトレン協会はその利益の大半を、次世代の若いパン職人のための慈善団体に寄付します。今年の第25回シュトレン祭りは12月8日に開催されます。