ペルー南部のチチカカ湖のほとり、標高3827mの地点に位置するプーノは、フォルクローレ(民族音楽・舞踊)の首都と呼ばれています。この地で2月に開催されるのが、カンデラリア祭りです。16世紀にスペイン人がペルーに持ち込んだ「カンデラリアの聖母像」を祭る行事で、参加者たちが踊りと音楽をプーノの守護聖人である聖母像に捧げ、地元の伝統音楽、舞踊、衣装を一年に一回披露します。先住民族のアイマラ族やケチュア族は、スペイン文化の影響を受けつつも、古くから伝承されている伝統舞踊を継承しており、ペルー国内でも重要なお祭りとして位置づけられています。地元の人だけでなく遠方からもこの祭りに参加するために、プーノの町は大変な賑わいを見せます。
開催日:2月2日~18日