スイス・レマン湖北岸のラヴォー地区のブドウ畑は、ワインづくりの長い伝統と歴史が評価され、世界遺産に登録されています。ラヴォー地区の中心地にあたるヴヴェイで18世紀から行われてきた「フェット・デ・ヴィニュロン Fête des Vignerons(ワイン生産者の祭り)」は、18世紀から100年に約4回のペースでおこなわれてきましたが、前回開催が1999年、20年ぶりに今年開催されます。この祭りは2016年にユネスコ無形文化遺産として登録されています。
レマン湖畔で毎週市場が開かれるマルシェ広場 Place du Marchéがメイン会場。まるで古代の円形劇場のように、中心の舞台を取り囲む観客席がつくられます。1797年8月に開かれた第1回目の時は約2000席の観客席でしたが、回を重ねるたびに規模が拡大し、前回の1999年大会では16000人の観客席がつくられ、さらに入りきれない人々であふれました。