ベトナム中部の古都フエは、19世紀から20世紀にかけて阮朝の首都が置かれ、王宮や皇帝廟、仏教寺院や遺跡が多数残り、フエの建造物群として1993年に世界遺産に登録されています。
この地で開催されるホンチェン殿祭りは、16世紀にフエを統治していたチャンパ王国の時から続くフエの伝統的なお祭りで、チャム族の神である「ヴァンフーン聖母/Van Huong Thanh Mau」と「ティエンヤーナ聖母/Thanh Mau Thien Y A Na」を祀る祭事です。
フエ市内からも多くのドラゴンボートがフォーン川をくだりホンチェン殿を参拝することが特徴的で、ホンチェン殿では華やかなアオザイを着た参拝者の行列や踊りなどを見ることができます。祭礼の間、観光客もToa Kham乗船場から船に乗り、ホンチェン殿にいくことができます。民俗文化としても重要な祭礼なので、フエの宗教や歴史にふれることができる最適な機会です。
開催日:旧暦7月8日~10日(2019年8月8日~10日)