台湾十二大年中行事のひとつ、雞籠(基隆)中元祭

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2019年6月28日[Fri] アジア ,台湾

日本では夏にお世話になった人に贈り物する慣習をお中元と呼びますが、中元は道教に由来する年中行事で、台湾では基隆（キールン）の雞籠(基隆)中元祭が有名です。

台湾開拓時代に大陸から入植してきた福建省の漳州と泉州の人たちの間で争いが起こり、死傷者が出る騒ぎが起きました。その紛争をおさめるために協議を行った結果、犠牲者を共同で弔い、双方協力して供養や武術の競技会で融和を図りました。これを中元の時期に盂蘭盆会の行事と同時に行うことにしたので、灯籠流し、山車のパレードや龍舞なども一緒に行われ、華やかな行事が一カ月続く基隆ならではの祭りになりました。