春の訪れを告げる花として、オーストラリアの人々はジャカランダの薄紫色の花が咲くのを心待ちにしています。日本でも5月から6月に熱海や宮崎で見ることができるジャカランダ、オーストラリアでは、10月下旬~11月がジャカランダのお花見ができる季節です。ジャカランダは10mから15mの高さに成長する高木で、街路樹として植えられています。日本の桜と違い、すぐに花が散ってしまうことはないので、長くお花見を楽しめます。
ニューサウスウェールズ州のグラフトンの街は、ほとんどの街路樹がジャカランダ。満開時の町が薄紫色に染まる風景は必見です。1934年から続くオーストラリアで最も歴史ある花の祭典「ジャカランダ・フェスティバル」には多くの観光客が国内外からやって来ます。フェスティバル期間中、ジャカランダ・クィーンやプリンセスを選ぶコンテスト、マーケット、パレード、コンサート、最終日の花火など、様々なイベントが行われます。春を告げる薄紫色のジャカランダが咲くグラフトンを旅してみてはいいかがでしょうか。
開催日:2019年10月25日(金)~11月3日(日)