イエス・キリストの降誕を待ち望む期間アドベントは、日本語では待降節、降臨節、待誕節などと呼ばれています。11月下旬から12月22日くらいまでのこの期間、ヨーロッパの都市の広場ではクリスマスマーケットが開催されます。とくにドイツではほぼ全ての都市で行われるといわれるくらい、夜が長く寒い冬のドイツの風物詩として定着しています。
クリスマスピラミッドと呼ばれる巨大な電飾灯が輝き、地元の名産品やクリスマスグッズを売る屋台がでて、大変な賑わいを見せます。シュトゥットガルト、ニュルンベルク、ドレスデンの三都市が三大クリスマスマーケットといわれています。そこにミュンヘンとフランクフルトを加えて5大マーケットという言い方もします。
シュトゥットガルトでは、朝から賑わい、毎年一番美しい屋台を選ぶコンテストが行われます。屋台の数は300。クリスマスグッズ、ビールやソーセージ、グリューワイン(数種のスパイスを赤ワインに混ぜて温めて提供されるホットカクテル)などが提供されます。
11月下旬から12月のクリスマス直前あたりにドイツを訪れる予定の方は、クリスマスマーケットを体験してみてはいかがでしょうか。