オランダといえばチューリップを思い浮かべる方も多いでしょう。チューリップはもちろん、ムスカリ、ヒヤシンス、ラッパ水仙などオランダらしい春の球根花がたくさん観られるのが北海沿岸の球根栽培地帯にある「キューケンホフ」です。花の王国オランダ屈指の人気スポットとして長年愛され、世界各地から多くの人が訪れます。色と香りがいっぱいの庭園キューケンホフには700万株以上の花が咲き乱れます。
オランダ南ホラント州リッセに位置し、アムステルダムからの距離は40キロ。そしてこのキューケンホフは毎年2カ月間の期間限定オープンという、贅沢な庭園です。早咲きのものと遅咲きのものを取り混ぜ、通常より長く咲くシステムを採用しているので、畑で見られる花よりもずっと長く楽しめますが、それでも2カ月間だけなのです。32ヘクタールという広大な敷地には、所々に彫刻やオブジェなどアートが配置され、カラフルな花壇や伸びやかな樹木と見事なコラボ―レーションをみせてくれます。歩道の総延長は15キロもあります。
開園期間:2020年3月21日〜5月10日 8:00~19:30