ドイツ・ロマンティック街道のハイライト、中世の面影を残す町ローテンブルクで行われるマイスタートゥルンクは、町民総出で繰り広げられる賑やかなお祭りです。起源は17世紀の三十年戦争。戦いに敗れたローテンブルクは、司令官のティリー率いる皇帝軍を特産品のフランケン・ワインでもてなします。そのワインを気に入ったティリーは、3.25リットルの大杯を一気飲みできる者がいたら、町に危害を加えるのを中止すると言ったため、老市長ヌッシュがが大杯のワインを飲みほして、町を救ったというエピソードがマイスタートゥルンク(飲んべえ市長)の歴史劇として演じられます。開催期間中行なわれるのは、マイスタートゥルンクの市民劇、職人市(Historischer Handwerker- Haendlermarkt)と、三十年戦争の仮装をした人達による色んなパフォーマンス(音楽や歌など)行列です。
開催日:2020年5月29日~6月1日