新型コロナウィルス感染拡大の影響で、海外旅行に出かけることが困難な現在、各国の観光局や政府機関は、自宅にいながら楽しめるバーチャル旅行の素材を提供しています。ここでは、タイ国政府観光庁が提供する360度3Dバーチャルツアーをご紹介します。
スコータイ歴史公園
スコータイは、タイ北部にあるタイ族最古の王朝があった都です。スコータイ歴史公園はスコータイ旧市街にあり、近隣のシーサッチャナーライ歴史公園や、カムペーンペット歴史公園と併せて「スコータイの歴史上の町と関連の歴史上の町」として1991年に世界遺産に登録されています。ワット・シーチュムは「菩提樹の森」の意味をもつ寺院で、マハータンマラーチャー2世により14世紀末に建立されたと考えられています。
スコータイ歴史公園ワット・シーチュム360度3Dバーチャルツアー
ピマーイ歴史公園
ピマーイ歴史公園は、タイ東北部ナコーンラーチャシーマー県にある、クメール遺跡を保存している歴史公園です。ピマーイ遺跡は、アンコールへとつながるクメール古道の重要な終着点の一つで、アンコール遺跡の北西260キロに位置し、同じくナコーンラーチャシーマー郊外にあるパノ・ムルン遺跡と、タイ - カンボジア国境にあるプレアヴィヒア遺跡と並び、タイ国内では屈指のクメール遺跡です。アンコール王朝の主都アンコール・ワットの副都的な役割を担っていたと考えられています。
ピマーイ歴史公園360度3Dバーチャルツアー
サドックコックトム遺跡
タイ南部、カンボジア国境に近いアランヤプラテートの北東30キロに位置するサドックコックトム遺跡は、クメール帝国の遺跡で11世紀に建てられました。ヒンドゥー教のシヴァ神が祀られました。タイにおいてヒンドゥー教が衰えてからは、上座部仏教寺院として信仰を集めました。カンボジア内戦時にクメールルージュに占拠されて荒廃しましたが、タイ政府によって修復されました。
サドックコックトム遺跡360度3Dバーチャルツアー