フィンランド政府観光局は、同国内の観光産業に関わる全ての地域に向けた「サステナブル・トラベル・フィンランド プログラム」を本格始動することを発表しました。これは「経済」「生態学」「社会」「文化」の4つに焦点を当て、フィンランドが自国の風土や文化に合わせて独自に設計したプログラムで、企業や地域に対して<持続可能な開発プロセス> や <環境に優しい観光> のための包括的なツールを提供し、倫理感を伴う企業活動を後押しするものです。
フィンランドは、小さいながらも <世界で最もサステナブルな国トップ10> に選ばれている国。国土の7割近くが森林で、188,000もの湖があることから、欧州域内で最も豊かな淡水資源を持ち、また世界で最も空気がきれいな国としても知られています。「サステナブル・トラベル・フィンランド プログラム」は驚くほど人気があり、新型コロナウィルス感染症(Covid-19)による世界的なパンデミックが起こる以前から、Visit Finland が掲げる目標を大きく上回る反響がありました。500以上の企業と観光地がプログラムに申込みをし、すでに57の企業と1つの観光地がプログラムを修了し、認定を受けています。