日本のワクチンパスポート(海外渡航用の新型コロナワクチン接種証明書)の交付申請の受付が、7/26(月)から各市町村(特別区を含む、以下同じ)にて始まりました。
対象となるのは、以下の2つの条件を満たす方です。
(1) 予防接種法に基づく新型コロナウイルス感染症のワクチン接種(医療従事者等の先行・優先接種、職域接種、通常接種(市町村の発行した接種券を使用しての接種)を受けた方。
(2) 日本から海外へ渡航する際、接種証明書を所持していることにより、相手国による防疫措置の緩和が受けられるといった理由から、本証明書を必要とする方。
当面の間、申請は海外渡航時の利用を目的とする場合に限定されます。
ワクチンパスポートによって受けられる防疫措置の緩和などは相手国によって異なり、すべての国で緩和されるわけではありません。
またワクチンパスポートの取得は任意で、所持しないと海外渡航ができないわけではありません。
ワクチンパスポートをお持ちの方の、日本帰国時の水際対策の緩和については、今のところ未定です。
申請先は、接種を受けた際のワクチンの接種券を発行した市町村(通常は住民票のある市町村)です。
●申請に必要なもの
1) 申請書(自治体が用意)
2) 海外渡航時に有効なパスポート
3) 接種券のうち「予診のみ」部分
4) 接種済証又は接種記録書
注: このほか、場合によって必要となる書類があります。詳細は各自治体のHPの確認等をお願いします。
申請費用は無料です。
申請時には渡航先国や渡航日程の情報も求められるようですが、必要なものは自治体によって異なりますので、自治体のサイトなどでご確認ください。
受付方法(窓口/オンライン/郵送)や、交付にかかる時間も、自治体によって異なります。
●ワクチンパスポートに記載される内容
接種者に関する事項(氏名、生年月日等)及びワクチン接種記録(ワクチンの種類、接種年月日等)、パスポート番号等が日本語と英語で記載されます。
当面は紙での発行ですが、今後のデジタル化が検討されています。
接種証明書に記載されるパスポート番号と海外渡航に使用するパスポートの番号は一致する必要があります。接種証明書を取得した後にパスポート番号が変わった場合には、接種証明書を改めて取得します。
●日本のワクチンパスポートが使用可能な国(7/26時点)
・イタリア
・オーストリア
・トルコ
・ブルガリア
・ポーランド
*韓国では、隔離免除書発行に必要な書類のうちのひとつである「予防接種証明書」として、日本のワクチンパスポートが認められます。
詳しくはこちらをご確認ください。
海外渡航用の新型コロナワクチン接種証明書について(厚生労働省)
海外渡航用の新型コロナワクチン接種証明書が使用可能な国・地域一覧(外務省)