ユネスコの世界遺産委員会は、「北海道・北東北の縄文遺跡群」と「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」を、世界遺産に登録することを決定しました。
これで日本の世界遺産は25件になりました。
●「北海道・北東北の縄文遺跡群」(北海道・青森・岩手・秋田)
世界最古級の土器片が見つかった大平山元遺跡(青森)、大型建物や道路が計画的に配置された縄文中期の大規模集落跡の三内丸山遺跡(青森)、大小の石を同心円状に配したストーンサークルがある大湯環状列石(秋田)や、世界最古の刀が出土した北小金貝塚(北海道)など、17の遺跡で構成されます。
先史時代から1万年以上にわたって営まれた定住生活を裏付け、世界的にも貴重な遺跡群です。
●「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」(鹿児島、沖縄)
鹿児島県と沖縄県の4島にまたがり、アマミノクロウサギやヤンバルクイナ、イリオモテヤマネコなど、固有種が生息する生物多様性が評価されました。
世界遺産登録をきっかけに、これから注目の訪問先となりそうです。
Photo:
"File:Mangrove swamp, Iriomote Island, Okinawa, Japan.jpg" by
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