ベトナム政府は、11月から南部の観光地フーコック島で、ワクチン接種を完了した外国人観光客を受け入れると発表しました。
2020年3月以降、外国人に開放されるベトナムで最初の観光地になります。
9月10日の現地報道によれば、ファム・ミン・チン首相は、文化スポーツ観光省が提案した、フーコック島の観光再開のパイロット計画の実施に同意し、地元当局に具体的な計画の策定を指示しました。また現地にワクチンを優先的に割り当てるよう、関係省庁に指示しました。
フーコック島を訪問する外国人観光客は、事前に2回の新型コロナワクチン接種を完了し、2回目の接種は、入国前14日以上、12か月以内である必要があります。また、出発72時間以内に受検したPCR検査の陰性証明が必要です。
計画では、外国人観光客の受け入れは6か月間に渡って行われます。
前半3か月間を第1フェーズとし、1か月あたり2,000~3,000人をチャーター便で受け入れ、限られた場所で観光サービスを提供します。
後半3か月間の第2フェーズでは、1か月あたり5,000~10,000人を受け入れます。定期便での受け入れも視野に入れ、観光サービスを提供する場所も広げます。
既に同様のプログラムを実施しているタイのプーケットでは、入国から一定期間経過後の検査で陰性であれば、タイ国内の自由な移動が可能ですが、ベトナムも同様の仕組みを取り入れるのか、詳細はこれから検討されるものとみられます。
ベトナム政府発表(英語):Phu Quoc island to be re-opened to foreign tourists