オーストラリア政府は、自国民・永住者を対象に、国外との往来を解禁する計画を発表しました。
ワクチン接種を完了したオーストラリア国民・永住者は、11月以降、出入国が可能になります。
同国は過去18か月に渡って国境を閉鎖し、自国民の出入国にも厳しい制限を課してきましたが、ワクチン接種の進展を受けて、国境の開放へと舵を切ります。
当面、入国時の隔離は続きますが、緩和されます。
豪政府が承認したワクチン接種を終えた国民・永住者は、隔離が14日から7日に短縮され、準備が整った州では自宅隔離も認められます。
また、国外渡航をする国民・永住者向けに、国際的に通用するワクチン接種証明も発行されます。
今回の措置は自国民・永住者が対象ですが、豪政府はニュージーランドなど特定の国との間で、安全確保を前提に、制限なしの渡航ができるように取り組んでいくとしています。
今回は日本についての言及はありませんでしたが、かねてから、豪政府首脳からは、日本からの隔離なしの渡航受け入れ再開について前向きな発言があることから、今回の知らせは、日本からの渡航再開に向けた一歩になりそうです。
豪首相プレスリリース:NEXT STEPS TO REOPEN TO THE WORLD