ユナイテッド航空は12/1に、民間航空会社としては世界で初めて、乗客を乗せた定期便を、SAF (持続可能な航空燃料)を100%使用して運航しました。
SAFで運航されたのは、12/1のシカゴ発ワシントンDC着の便で、機材はボーイング787MAX8です。
2基あるエンジンのうち、1基には500ガロン(約1,900L)のSAFを、もう1基には通常の燃料を搭載し、双方の動作に違いがないことを確かめました。
これまで、他の航空会社でもSAFでの飛行は行われていますが、SAFを従来の燃料と混合して使用しており、混合なしのSAFでの飛行は世界初となります。
SAFは、従来のジェット燃料と比べ、生産から運用までのライフサイクルにおいて、温室効果ガスを約80%削減できるとされ、世界の航空会社が導入を急いでいます。
ユナイテッド航空は、2050年までに温室効果ガスを100%削減し、カーボンオフセットに依存せずに「100%グリーン」になることを目指しており、今回の飛行は、この目標に向けた最新の成果となります。
United Airlines:United to Become First in Aviation History to Fly Aircraft Full of Passengers Using 100% Sustainable Fuel
画像提供:ユナイテッド航空