この祭りはアンダルシア地方グラナダ県のバサとグアディクスの住民によって毎年9月6日に開催される、中世の道化師「カスカモラス」に向かってペンキをかけて撃退する伝統的な祭りです。祭りの起源は、地面に埋もれていた慈悲の聖母像(Virgen de la Piedad)が発見され、両方の町がそれを奪い合った中世にさかのぼり、最終的に聖母像はバサのものとなります。
祭りの初日9月6日、派手な衣装に身を包んだ道化師が、慈悲の聖母像をグアディクスに持ち帰ろうとバサの町に乗り込みます。 彼の試みに対し、バサの住民はペンキを投げつけて撃退し、町の通りで大騒ぎをして楽しみます。 9日にその目的を果たせなかったカスカモラスは、切望された聖母像なしにグアディクスに戻ります。これによりグアディクスの人々の怒りを買い、彼はここでもまたペンキまみれにされてしまいます。
道中で、カスカモラスは休憩のために何度か立ち止まり、彼の周りにひざまずく人々の頭の上で慈悲の聖母の旗を振ります。
日程: 2018年9月6日~2018年9月9日