世界で最も大きな砂の島で、ユネスコ世界遺産にも登録されているオーストラリアのフレーザー島の名称が、先住民バチェラ族の言葉で、本来の名称である「ガリ(K'gari)」に変更されました。
島は元々、バチェラ族の伝説にちなみ「ガリ」と呼ばれていましたが、イギリス統治時代に島周辺で難破した英国人船長の名にちなみ、「フレーザー島」という英語名が付けられていました。
バチェラ族の人々は本来の名称の復活を働きかけ、2021年には世界遺産の登録名が、「フレーザー島」から「ガリ(フレーザー島)」に変更されました。
そして2023年6月7日、地元のクイーンズランド州政府は、島の公式名称の「ガリ」への変更を発表し、島では名称変更を祝う式典が行なわれました。
クイーンズランド州政府は観光局のWebサイトで、「この世界最大の砂の島の改名は、ガリの伝統的所有者であるバチェラ族の人々と島とのつながりが認められ、尊重されたという大きな転換を意味するものです。」とコメントしています。
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世界最大の砂の島フレーザー島の名称復帰:クイーンズランド州政府観光局
ガリ(クイーンズランド州、フレーザー島)ガイド - オーストラリア政府観光局