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母子ヨーロッパ鉄道旅行~(あとがき)
コンシェルジュ : 渋谷 明子
【2005年9月26日[Mon]】
母子ヨーロッパ鉄道旅行~(あとがき)
子供連れの旅は、大人の旅と違って、気を使わねばならないことが、もちろんあります。
これから小さいお子さんを連れての旅行を考えている皆さんに少しでも参考になれば、、と思い、私の工夫したこと、感じたことを書いてみます。
●子連れ旅行のポイント
・大きめのスカーフが大活躍
電車の中は冷えるもの。子供が寝てしまったときに、かけてあげられるし、雰囲気のいいお店では普段着をおしゃれに見せることもできる!とっても便利だった。
・ お絵かきセットや大好きな本
長い移動中、どんなに車窓からの景色がきれいでも、子供は飽きてしまうので、こういったものは必須。子供とは、よく絵のしりとりをした。
・コンパクトになるウィンドブレーカー
日本よりも、昼夜の気温差が大きく、また天候が変わりやすいので、カッパにもなり、防寒にもなるウィンドブレーカーが重宝だった。
・水と食べ物
子供は大人のように我慢ができない。車内で騒いだり、泣いたりを避けるためにも食べ物と飲み物は、常に確保するようにした。
飲み物は、飲み慣れない味の甘いジュースは嫌がるので、水に粉末のお茶(持参すべし)を入れて飲ませていた。でも日本のように自動販売機もないし、ノンガスで飲みやすい水にいつも出会えるとは限らない。飲みやすいものをみつけたら、何本か買っておくようにした。なぜいつもの味のお茶が飲めないのか、理解してもらえず困りました。(ウーロン茶を飲みたがった。)
・外食について
食べ慣れないもの、初めての味に抵抗がある子供といっしょだと、なかなか現地の料理を試すのが難しい。一口食べて「おいしくない、いらない。」なんて言われると、2人前食べねばならない状況になってしまいます。
「おいしいですか?」と笑顔で聞いてくれる店で申し訳なくて残せなくなった私は、無理して食べて立ち上がれなくなりました。
なので、まずは1品、おいしかったら2品にしてもいいかもしれません。デンマークには、バイキング形式のお店が多かったので、利用しましたが、こういったタイプのお店は助かります。
確実に食べてくれるファーストフードという手もありますが、せっかくの旅行中にそれは避けたいですよね。子供は「味を比べたい」などと言って、どうにか買ってもらおうとしますが。(どの国に行ってもそう言う。)
夕食時、雰囲気のいいお店に子供と2人では入りにくい。そういうお店も、昼間なら入りやすいので、昼にたっぷり食べて、夜は、スーパーでカップスープとパンを買って部屋で食べたりしました。夜歩きも怖いですからね。
余談ですが、
オーストリアで、どうしようもなく、日本食が恋しくなったのですが、日本料理店がなく、中華料理店に入りました。最初に出てきたジャスミン茶がこのときほど、おいしく思えたことはありません。
頼んだ料理は、厨房に入って味付けし直したいくらいでしたが、お茶を飲ませてもらっただけでも価値があった、と思うくらい、2人とも日本の味に飢えていました。
●鉄道旅行のポイント
・ヨーロッパの列車は、日本のように停車駅をアナウンスしてくれるものばかりではない。しかも定刻通りに走ることは少ない。なので、日本出発前に、移動に使う列車を決めておき、その列車の停車駅をネットで調べ、プリントアウトしておいた。(ドイツ鉄道のサイトが便利。)子供がいっしょだと、とっさに降りることなど出来ないし、行動がゆっくりになりがちなので、事前に把握できてとても役立ちました。
・列車だけだと都市だけの訪問になりがち。小さな街は駅から離れていることが多いので、トラムやバスとの組み合わせが楽しい。
・1日おきに移動するような旅の場合、すべてを頭の中で把握しておくのは難しい。特に子連れの場合には、それどころではなくなるので、事前に日程表を作っておくと動きやすい。
・移動の多い旅は、荷物を最小限に抑えることが大切。手洗い用の洗剤とハンガーを持参し連泊のとき洗濯をした。空気が乾燥しているので、すぐ乾く。
●好評だったおみやげ
・買い物袋持参が当たり前のヨーロッパでは、レジ横で布袋も売っている。パン屋さんやお肉屋さんの布袋はかわいくて、喜ばれた。しかも安い。(200円くらい)
・ドイツのスーパーで売っている粉末ドレッシング。(水と油だけを加えるだけでおいしい。)
・食べておいしかったSpargel(ホワイトアスパラガス)。持って帰えれないのでSpargelスープの素を買ってきた。ハンガリーではグヤーシュの素もあった。
置物などのおみやげよりも、上記のような現地の生活雑貨や食材が喜ばれました。
子供が小さいから旅は無理・・、子供が出来たら旅を楽しめなくなるかも・・なんて諦めている皆さん!大丈夫です。
私が出来たのだから、誰にでも出来るし、子供がいるからこそ楽しめることもいっぱいあるのです。
親が必死な姿を見せることも大切。そんなときは、逆に子供に助けてもらえるかもしれません。普段の生活の中ではありえない関係が、旅の中では生まれます。
是非、チャレンジしてみてください!
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母子ヨーロッパ鉄道旅行~(あとがき)
これから小さいお子さんを連れての旅行を考えている皆さんに少しでも参考になれば、、と思い、私の工夫したこと、感じたことを書いてみます。
●子連れ旅行のポイント
・大きめのスカーフが大活躍
電車の中は冷えるもの。子供が寝てしまったときに、かけてあげられるし、雰囲気のいいお店では普段着をおしゃれに見せることもできる!とっても便利だった。
・ お絵かきセットや大好きな本
長い移動中、どんなに車窓からの景色がきれいでも、子供は飽きてしまうので、こういったものは必須。子供とは、よく絵のしりとりをした。
・コンパクトになるウィンドブレーカー
日本よりも、昼夜の気温差が大きく、また天候が変わりやすいので、カッパにもなり、防寒にもなるウィンドブレーカーが重宝だった。
・水と食べ物
子供は大人のように我慢ができない。車内で騒いだり、泣いたりを避けるためにも食べ物と飲み物は、常に確保するようにした。
飲み物は、飲み慣れない味の甘いジュースは嫌がるので、水に粉末のお茶(持参すべし)を入れて飲ませていた。でも日本のように自動販売機もないし、ノンガスで飲みやすい水にいつも出会えるとは限らない。飲みやすいものをみつけたら、何本か買っておくようにした。なぜいつもの味のお茶が飲めないのか、理解してもらえず困りました。(ウーロン茶を飲みたがった。)
・外食について
食べ慣れないもの、初めての味に抵抗がある子供といっしょだと、なかなか現地の料理を試すのが難しい。一口食べて「おいしくない、いらない。」なんて言われると、2人前食べねばならない状況になってしまいます。
「おいしいですか?」と笑顔で聞いてくれる店で申し訳なくて残せなくなった私は、無理して食べて立ち上がれなくなりました。
なので、まずは1品、おいしかったら2品にしてもいいかもしれません。デンマークには、バイキング形式のお店が多かったので、利用しましたが、こういったタイプのお店は助かります。
確実に食べてくれるファーストフードという手もありますが、せっかくの旅行中にそれは避けたいですよね。子供は「味を比べたい」などと言って、どうにか買ってもらおうとしますが。(どの国に行ってもそう言う。)
夕食時、雰囲気のいいお店に子供と2人では入りにくい。そういうお店も、昼間なら入りやすいので、昼にたっぷり食べて、夜は、スーパーでカップスープとパンを買って部屋で食べたりしました。夜歩きも怖いですからね。
余談ですが、
オーストリアで、どうしようもなく、日本食が恋しくなったのですが、日本料理店がなく、中華料理店に入りました。最初に出てきたジャスミン茶がこのときほど、おいしく思えたことはありません。
頼んだ料理は、厨房に入って味付けし直したいくらいでしたが、お茶を飲ませてもらっただけでも価値があった、と思うくらい、2人とも日本の味に飢えていました。
●鉄道旅行のポイント
・ヨーロッパの列車は、日本のように停車駅をアナウンスしてくれるものばかりではない。しかも定刻通りに走ることは少ない。なので、日本出発前に、移動に使う列車を決めておき、その列車の停車駅をネットで調べ、プリントアウトしておいた。(ドイツ鉄道のサイトが便利。)子供がいっしょだと、とっさに降りることなど出来ないし、行動がゆっくりになりがちなので、事前に把握できてとても役立ちました。
・列車だけだと都市だけの訪問になりがち。小さな街は駅から離れていることが多いので、トラムやバスとの組み合わせが楽しい。
・1日おきに移動するような旅の場合、すべてを頭の中で把握しておくのは難しい。特に子連れの場合には、それどころではなくなるので、事前に日程表を作っておくと動きやすい。
・移動の多い旅は、荷物を最小限に抑えることが大切。手洗い用の洗剤とハンガーを持参し連泊のとき洗濯をした。空気が乾燥しているので、すぐ乾く。
●好評だったおみやげ
・買い物袋持参が当たり前のヨーロッパでは、レジ横で布袋も売っている。パン屋さんやお肉屋さんの布袋はかわいくて、喜ばれた。しかも安い。(200円くらい)
・ドイツのスーパーで売っている粉末ドレッシング。(水と油だけを加えるだけでおいしい。)
・食べておいしかったSpargel(ホワイトアスパラガス)。持って帰えれないのでSpargelスープの素を買ってきた。ハンガリーではグヤーシュの素もあった。
置物などのおみやげよりも、上記のような現地の生活雑貨や食材が喜ばれました。
子供が小さいから旅は無理・・、子供が出来たら旅を楽しめなくなるかも・・なんて諦めている皆さん!大丈夫です。
私が出来たのだから、誰にでも出来るし、子供がいるからこそ楽しめることもいっぱいあるのです。
親が必死な姿を見せることも大切。そんなときは、逆に子供に助けてもらえるかもしれません。普段の生活の中ではありえない関係が、旅の中では生まれます。
是非、チャレンジしてみてください!
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