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コンシェルジュブログ

コンシェルジュ : 藤巻 秀敏
【2005年11月8日[Tue]】

ずわいがに

 11月6日にずわいがにの漁が解禁になりました。
早速、知り合いの猟師さんが獲れたてを、漁の帰りに届けてくれました。
 それほど大きくないとおっしゃってましたが、それでも足を広げた長さは60cmを超えてました。小さなものも合わせて10パイ(匹)程頂きました。

 知らなかった…ずわいがにの薀蓄(うんちく)
【呼び名】
 ずわいがには、山陰地方や関西では「松葉ガニ」、関東や福井県では「越前がに」と呼ばれています。また、ずわいがにと呼ばれるのは雄だけで、雌は「セイコ」「コウバク」などと呼ばれています。雄・雌の区別は素人でもわかります。腹の部分の甲羅が丸いのが雌。富士山みたいな形が雄です。…かえって、わかりづらい??ゴメン、写真撮るの忘れました。
【色】
 写真のずわいがには、肌色をしているでしょ。獲れたてのずわいがには、みんな肌色だそうです。ゆでると少し赤くなります。
これに対して最初から赤みがかったものは「べにずわいがに」と呼ばれ値段も格段と安く、味もずわいがにには負けるようです。
 ずわいがには、かにの中で、味の面でも価格の面でも頂点に立つといわれ「冬の味覚の王者」と称されてます。
【調理法】
鮮度が落ちやすいので、通常は産地で塩茹でしたものや、茹でて冷凍したものが出回ってます。
自宅で茹でる場合は、大きな鍋にかにを入れ、かにが全て浸かるくらいの量の水を入れ、水から茹でていきます。沸騰したら塩を適量入れて更に15分煮込みます。…これで茹でがにの出来上がり。他に、新鮮なうちなら「焼きがに」「かにの刺身」等も出来ます。
【食べ方】
新鮮なカニは、茹で上がりは、なかなか身が取れません。通はカニの足先を取って、太い方に突っ込んで押し出しますが、うまく行かない場合は、割り箸や市販のカニスプーンで食べると良いでしょう。足を折って食べると、根本が甲羅に残りますので、甲羅を割って、甲羅側から根本も美味しくいただきましょう。
もちろん、カニ味噌も食べましょう。みそという名がついているので、「カニの脳みそ」…と思っている人も多いようですが、カニみそは、「中腸線」と呼ばれ、他の動物でいうと肝臓と膵臓にあたるそうです。いわば「レバー」ですね。
【注意】
カニは、匂いが強く、後々まで残ります。自宅で茹でる時、食べる時は換気扇を回しましょう。又、食べ終わったら、即効で殻をポリ袋に入れ、更にポリ袋を重ねて2重にして生ごみ入れに移しましょう。そうしないと部屋中、何日もカニの残り香が漂うことになります。ボクは生ごみ収集日の前日に食べることにしています。



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