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美しい大聖堂とおいしい白ワインの町オルヴィエート
コンシェルジュ :
山岸 玲子
【2012年9月23日[Sun]】
美しい大聖堂とおいしい白ワインの町オルヴィエート
フィレンツェとローマの中間地点、緑のハートと呼ばれるウンブリア州に、美しい大聖堂とおいしい白ワインで有名な
オルヴィエート Orvieto
という都市があります。
凝灰岩(イタリア語でトゥーフォ Tufo )でできた丘の上にあり自然の要塞都市となっているオルヴィエートは、中世の面影を色濃く残した「世界一美しい丘上都市」と言われており、紀元前280年頃にローマ人に攻め落とされるまでは、エトルリア人(紀元前8世紀頃からイタリア半島中部に住んでいた民族)が住んでいました。
ここでの一番の見どころは、黄金色のファサード(前面装飾)が大変美しい
大聖堂(Duomo ドゥオモ)
です。
ドゥオモの中央入口を囲む付け柱の浮彫は、柱ごとに模様が異なる凝った作りになっています。
撮影禁止のため写真がないのですがドゥオモ内部には、
サン・ブリツィオの礼拝堂 Cappella di San Brizio にあるルカ・シニョレッリ作のフレスコ画
、
コルポラーレ礼拝堂 Cappella del Corporale
にある貴金属や七宝をふんだんに使って作られた
聖遺物箱
、
リッポ・メンミ作の「慈悲の聖母」の板絵
などの見どころがありますので、外観だけではなく入場見学も是非。
ドゥオモについて(英語)
https://www.orvietoviva.com/en/the-duomo-of-orvieto/
ドゥオモ以外の見どころは、1572年に造られた
サン・パトリツィオの井戸 Pozzo di San Patrizio
です。この井戸は直径13m、深さ62mで、井戸の周囲に沿ったらせん階段で水のある底まで下りていくことができます。
当時は馬に乗って井戸の中を上り下りしていたため、狭い階段で下りる人と上る人がすれ違わなくて済むよう、上り下りのらせん階段は別々になっています。
サン・パトリツィオの井戸について(英語)
https://www.orvietoviva.com/en/pozzo-di-san-patrizio/
時間があれば
ポポロ宮 Palazzo del Popolo
や、
法王の館 Palazzo Papale (ドゥオーモ付属博物館・国立考古学博物館)、ファイナ宮(市立考古学博物館) Palazzo Faina
の見学も。考古学博物館には、エトルリア時代の遺跡からの出土品が展示されています。
ポポロ宮について(英語)※入場見学不可
https://www.orvietoviva.com/en/palazzo-del-popolo-orvieto/
法王の館 Palazzo Papale について(英語)
(ドゥオーモ付属博物館・国立考古学博物館)
https://www.orvietoviva.com/en/orvieto-archaeological-museum/
ファイナ宮(市立考古学博物館) について(英語)
https://www.orvietoviva.com/en/museo-faina-orvieto/
オルヴィエートへの行き方ですが、フィレンツェやローマから乗り換えなしのローカル列車で行かれます。フィレンツェからは約2時間半弱、ローマからは約1時間半です。
フィレンツェからオルヴィエートへ行き1泊して観光、その後ローマへ移動(又はこの逆ルート)というルートもいいと思います。
オルヴィエート駅から丘の上の市内中心部へは駅前からバス、又はケーブルカー(フニコラーレ Funicolare )で行かれますが、せっかくなのでケーブルカーがおすすめ。
ケーブルカーについて(英語)
https://www.orvietoviva.com/en/orvieto-transportation/
ケーブルカーは、町の東側
カエン広場 Piazza Cahen
に着きます。サン・パトリツィオの井戸 Pozzo di San Patrizio のすぐ近くなので、ここから見学を始めてもいいでしょう。
カエン広場からメインの観光スポット大聖堂までは徒歩で約15分、観光地区は端から端まで歩いても約20分と狭い範囲に収まっているので、ランチタイムを含めてゆっくり観光しても1日もあれば十分かと思います。
ローカル線の列車利用がご不安な方には、ローマ発着のオルヴィエートとその近郊を周る日帰り1日ツアーもあります。
ローマやフィレンツェからの日帰り、又は1泊の小旅行に最適なオルヴィエート。
是非訪れてみてください。
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美しい大聖堂とおいしい白ワインの町オルヴィエート
凝灰岩(イタリア語でトゥーフォ Tufo )でできた丘の上にあり自然の要塞都市となっているオルヴィエートは、中世の面影を色濃く残した「世界一美しい丘上都市」と言われており、紀元前280年頃にローマ人に攻め落とされるまでは、エトルリア人(紀元前8世紀頃からイタリア半島中部に住んでいた民族)が住んでいました。
ここでの一番の見どころは、黄金色のファサード(前面装飾)が大変美しい大聖堂(Duomo ドゥオモ)です。
ドゥオモの中央入口を囲む付け柱の浮彫は、柱ごとに模様が異なる凝った作りになっています。
撮影禁止のため写真がないのですがドゥオモ内部には、サン・ブリツィオの礼拝堂 Cappella di San Brizio にあるルカ・シニョレッリ作のフレスコ画、コルポラーレ礼拝堂 Cappella del Corporale にある貴金属や七宝をふんだんに使って作られた聖遺物箱、リッポ・メンミ作の「慈悲の聖母」の板絵などの見どころがありますので、外観だけではなく入場見学も是非。
ドゥオモについて(英語)
https://www.orvietoviva.com/en/the-duomo-of-orvieto/
ドゥオモ以外の見どころは、1572年に造られたサン・パトリツィオの井戸 Pozzo di San Patrizio です。この井戸は直径13m、深さ62mで、井戸の周囲に沿ったらせん階段で水のある底まで下りていくことができます。
当時は馬に乗って井戸の中を上り下りしていたため、狭い階段で下りる人と上る人がすれ違わなくて済むよう、上り下りのらせん階段は別々になっています。
サン・パトリツィオの井戸について(英語)
https://www.orvietoviva.com/en/pozzo-di-san-patrizio/
時間があればポポロ宮 Palazzo del Popolo や、法王の館 Palazzo Papale (ドゥオーモ付属博物館・国立考古学博物館)、ファイナ宮(市立考古学博物館) Palazzo Faina の見学も。考古学博物館には、エトルリア時代の遺跡からの出土品が展示されています。
ポポロ宮について(英語)※入場見学不可
https://www.orvietoviva.com/en/palazzo-del-popolo-orvieto/
法王の館 Palazzo Papale について(英語)
(ドゥオーモ付属博物館・国立考古学博物館)
https://www.orvietoviva.com/en/orvieto-archaeological-museum/
ファイナ宮(市立考古学博物館) について(英語)
https://www.orvietoviva.com/en/museo-faina-orvieto/
オルヴィエートへの行き方ですが、フィレンツェやローマから乗り換えなしのローカル列車で行かれます。フィレンツェからは約2時間半弱、ローマからは約1時間半です。
フィレンツェからオルヴィエートへ行き1泊して観光、その後ローマへ移動(又はこの逆ルート)というルートもいいと思います。
オルヴィエート駅から丘の上の市内中心部へは駅前からバス、又はケーブルカー(フニコラーレ Funicolare )で行かれますが、せっかくなのでケーブルカーがおすすめ。
ケーブルカーについて(英語)
https://www.orvietoviva.com/en/orvieto-transportation/
ケーブルカーは、町の東側カエン広場 Piazza Cahen に着きます。サン・パトリツィオの井戸 Pozzo di San Patrizio のすぐ近くなので、ここから見学を始めてもいいでしょう。
カエン広場からメインの観光スポット大聖堂までは徒歩で約15分、観光地区は端から端まで歩いても約20分と狭い範囲に収まっているので、ランチタイムを含めてゆっくり観光しても1日もあれば十分かと思います。
ローカル線の列車利用がご不安な方には、ローマ発着のオルヴィエートとその近郊を周る日帰り1日ツアーもあります。
ローマやフィレンツェからの日帰り、又は1泊の小旅行に最適なオルヴィエート。
是非訪れてみてください。