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コンシェルジュブログ

コンシェルジュ : 赤木 ひろみ
【2005年12月26日[Mon]】

日本語の不思議

デザインの勉強をするために
15年ニューヨークに居住していたいとこからメールが届きました。
ニューヨーク
○月○日に日本に一時帰国します。
関空に着くんだけど荷物がとっても多いので
ひろみちゃん、車で迎えに来てくれない?
詳しくは明日○時頃電話します。
」という内容。

そして翌日○時ころ彼女から電話がかかってきました。
キーボード
大きな荷物をかかえて「特急」と「新幹線」を乗り継いで
岡山まで帰るのはとても大変なので関空まで
迎えに来てほしいとのメールと同内容の話をし、
その日、特に予定のなかった私は快くOKしました。


その電話の内容・・・
  いとこ:「うわ~助かる~!!!迎えに来てくれてありがとう~~(≧∇≦)」
  ひろみ:「え?まだ迎えに行ってないし(笑)」
  いとこ:「ん?じゃ“迎えに来ることを約束してくれてありがとう”!?」
  ひろみ:「確かにそうだけど・・・そんな風には言わんやろ(汗)」
  いとこ:「え?じゃなんていうん?」
  ひろみ:「・・・・・・普通に“ありがとう”かな???」

ん~・・・日本語ってむずかしい・・・
ちなみに帰ってきてからも彼女、微妙に日本語が変(汗)
普通にカタカナで日本で使う言葉(俗に言う和製英語)まで全て和訳して使う。

本
話は変わって私のお友達。
モンゴルからの留学生の「タナ」。
一生懸命に日本語を学んでいます。
そんな彼女から私へのお願い。
「問題集を解くのを
  手伝って下さい。」
もちろん二つ返事でOKした私。
その後深~く後悔する羽目に・・・


  Q.次の二つの違いを箇条書きにて表しなさい。
       「血だらけ」
       「血まみれ」
・・・・・・・・・
何とも恐ろしい問題だけど、これにスラスラ答えることの出来る日本人が
一体この世にどのくらいいるのだろう?
我々日本人は(というか私は・・・)何とな~く感覚で使っている(汗)

そんなタナには妹がいます。
妹も現在日本に留学中でタナとはアパートで同居中。
しかしタナ、妹の名前を決して言いたがらない。
私との会話に妹が登場する時にも名前ではなく必ず「私の妹」と言う。
そんなある日、私は思い切って聞いてみました。

  ひろみ:「ねえ、タナ。タナの妹はなんていう名前なの?」
  タナ: 「ひろみさん、知りたいですか?」
  ひろみ:「うん。知りたい。タナ言いたくないの?」
  タナ: 「うん。あまり言いたくないけど・・・」

と渋りつつ教えてくれた妹の名前は『サルラ

  ひろみ:「かわいい名前じゃない!どうしてタナ言いたくなかったの?」

と訝しがる私にタナは

  タナ: 「日本人が聞くと変な名前でしょ?」
  ひろみ:「?????」

タナ曰く、日本語では「彼ら」「彼女ら」「やつら」などと使うように
  「○○ら」=○○がたくさんいる様子・・・・・ということは
猿団子
これサルラ!?


(≧∇≦)ギャハハハハ
何たる発想!!!かわいい妹を猿呼ばわりされたくないと
本気で悩むタナには悪いけど大笑いしてしまいました(笑)
その後、タナは私とサルラを合わせてくれましたが
猿とはとてつもなく縁遠いとってもキュートな19歳でしたw

それにしても日本語ってなんて難解なんでしょう・・・
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