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Vol.10 Countdown in NY
コンシェルジュ : 三田村 忍
【2006年1月7日[Sat]】
Vol.10 Countdown in NY
5年前のNY。
カウントダウンを目的にNYを訪れた。
ナイアガラの滝を見に行き、市内を観光し、
いつものようにハードスケジュールをたて、妹と一緒に駆け巡る。
例年より寒いと、ニュースで言っていたのも束の間、
カウントダウン前日に雪が降り始めた。
すぐやむだろうと思っていた雪もどんどん降り積もり、
ジョンレノンのあのアパートも、セントラルパークも、
NY全体が雪で覆われてしまった。
何十センチ積もっただろうか?何年ぶりかの大雪だと、
TVでは気象情報ばかりやっていた。
大雪になるだろうなんて想像もしていなかった私たちは、
もちろん雪対策などしておらず、
靴は水分で重たくなり、帽子に雪が積もり、散々だった。
自由の女神に行く予定もフェリーが運休になり、
吹雪の中、防波堤から自由の女神方向を見つめる。
・・・が、見えるはずもない。
せっかくNYに来たのに、自由の女神を見れないなんて…。
ガックリ肩を落とす私に、妹は「明日のカウントダウンがあるじゃない!」と一言。
立ち直りの早い私は、そうだ!カウントダウンの前に自由の女神を見ればいいんだ!と計画を変更する。
行き場を失った私たちが行った所、それは、メトロポリタン美術館。
NYに行くならば、メトロポリタンは外せない!というのが普通。
だが、私たちはメトロポリタンに行く予定は全くなかった。
美的感覚のない私たち姉妹は、絵画や彫刻など全く興味がなかったのだ。
寒さの果てにたどり着いたメトロポリタン。(ファンの方すみません。)
時間もたくさんあるので、端から端までササーッと見て周った。(ほぼ素通りに近い)
が、唯一私たち姉妹をクギ付けにしたのが、エジプトコーナーのミイラ。
衝撃的だった。ミイラってこういう状態なんだ…と私はずっと立ち止まってしまった。
私は未だかつてエジプトに行った事がない。
壁画やピラミッドからの発掘品に心を奪われてしまった。
いつか、現地で見てみたい!心を燻る瞬間だった。
だいぶ体も温まり、雪でぬれた服も乾き、そろそろホテルに戻ろうかと
美術館を出ると、雪は容赦なく降り続いていた。
やりすぎだろう…というくらい降る雪に呆れ、こうなったら雪で遊んで帰ろうと、
セントラルパークを突き抜けて帰ることにした。
知らない人達と雪合戦をし、誰かが作った雪だるまと写真をとり、ホテルにつくまでに
へとへとになってしまった。
明けて翌日、12月31日。
そっとカーテンを開けると、太陽の光が!
やったー!晴れてる!急いで支度をし、自由の女神に向う。
が、しかし、遠くに自由の女神が見れるものの、昨日の大雪でフェリーが出向しないらしい。
何で?もう雪降ってないじゃん!ハドソン川を見ると、雪のかたまりが浮かんでいる。
NYに降った雪はハドソン川に捨てられているらしい…。
これじゃ、無理か・・・。
再びガックリした私は、パッとひらめいた。
そうだ!ヘリコプターで上空から自由の女神を見よう!
急げ!と妹に叫び、タクシーを捕まえ、ヘリコプター乗り場へ移動する。
ヘリコプターは嫌だ!という妹を何とか説得し、足場のない雪道を通り、
ヘリコプター場へ。
同じことを考えている人は他にもいるものだ。
どこの国の人か分からないが、私達の後に数人やってきた。
そして、数十分の空中散歩へ。
雪に覆われたNYを上空から見るなんて、想像もしていなかった。
エンパイヤステイトビルも、セントラルパークも雪で光っていた。
そして、雪化粧した自由の女神。
誰も足を踏み入れていないリバティー島は、美しかった。
ブルクッリンブリッジ
念願かなった私は、ブルックリンブリッジにも行き、そして、今回の旅の目的、
カウントダウンの場所を確保すべく、午後13:00にはタイムズスクエアに向う。
そこから、カウントダウンまでの約10時間、最前ブロックに佇む私達は、
除雪しきれていないタイムズスクエアで寒さに凍え、言葉もないまま呆然していた。
PM23:00 タイムズスクエアの電光掲示板にカウントダウンが表示される。
音楽が流れ出し、風船が配られる。
12時に近づくにつれ、音楽に合わせてみんなが合唱し始める。
5、4、3、2、1!Happy! New Year!
まわりにいた見知らぬ人々と挨拶を交わし、乾杯し、空からは紙ふぶきが降ってくる。
10時間待ったかいがあった!我慢してよかった!
また来年も!とはとても思えなかったが、忘れられない1日となった。
雪が降ってなかったら、もうちょっと楽だったかな?
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Vol.10 Countdown in NY
カウントダウンを目的にNYを訪れた。
ナイアガラの滝を見に行き、市内を観光し、
いつものようにハードスケジュールをたて、妹と一緒に駆け巡る。
例年より寒いと、ニュースで言っていたのも束の間、
カウントダウン前日に雪が降り始めた。
すぐやむだろうと思っていた雪もどんどん降り積もり、
ジョンレノンのあのアパートも、セントラルパークも、
NY全体が雪で覆われてしまった。
何十センチ積もっただろうか?何年ぶりかの大雪だと、
TVでは気象情報ばかりやっていた。
大雪になるだろうなんて想像もしていなかった私たちは、
もちろん雪対策などしておらず、
靴は水分で重たくなり、帽子に雪が積もり、散々だった。
自由の女神に行く予定もフェリーが運休になり、
吹雪の中、防波堤から自由の女神方向を見つめる。
・・・が、見えるはずもない。
せっかくNYに来たのに、自由の女神を見れないなんて…。
ガックリ肩を落とす私に、妹は「明日のカウントダウンがあるじゃない!」と一言。
立ち直りの早い私は、そうだ!カウントダウンの前に自由の女神を見ればいいんだ!と計画を変更する。
行き場を失った私たちが行った所、それは、メトロポリタン美術館。
NYに行くならば、メトロポリタンは外せない!というのが普通。
だが、私たちはメトロポリタンに行く予定は全くなかった。
美的感覚のない私たち姉妹は、絵画や彫刻など全く興味がなかったのだ。
寒さの果てにたどり着いたメトロポリタン。(ファンの方すみません。)
時間もたくさんあるので、端から端までササーッと見て周った。(ほぼ素通りに近い)
が、唯一私たち姉妹をクギ付けにしたのが、エジプトコーナーのミイラ。
衝撃的だった。ミイラってこういう状態なんだ…と私はずっと立ち止まってしまった。
私は未だかつてエジプトに行った事がない。
壁画やピラミッドからの発掘品に心を奪われてしまった。
いつか、現地で見てみたい!心を燻る瞬間だった。
だいぶ体も温まり、雪でぬれた服も乾き、そろそろホテルに戻ろうかと
美術館を出ると、雪は容赦なく降り続いていた。
やりすぎだろう…というくらい降る雪に呆れ、こうなったら雪で遊んで帰ろうと、
セントラルパークを突き抜けて帰ることにした。
知らない人達と雪合戦をし、誰かが作った雪だるまと写真をとり、ホテルにつくまでに
へとへとになってしまった。
明けて翌日、12月31日。
そっとカーテンを開けると、太陽の光が!
やったー!晴れてる!急いで支度をし、自由の女神に向う。
が、しかし、遠くに自由の女神が見れるものの、昨日の大雪でフェリーが出向しないらしい。
何で?もう雪降ってないじゃん!ハドソン川を見ると、雪のかたまりが浮かんでいる。
NYに降った雪はハドソン川に捨てられているらしい…。
これじゃ、無理か・・・。
再びガックリした私は、パッとひらめいた。
そうだ!ヘリコプターで上空から自由の女神を見よう!
急げ!と妹に叫び、タクシーを捕まえ、ヘリコプター乗り場へ移動する。
ヘリコプターは嫌だ!という妹を何とか説得し、足場のない雪道を通り、
ヘリコプター場へ。
同じことを考えている人は他にもいるものだ。
どこの国の人か分からないが、私達の後に数人やってきた。
そして、数十分の空中散歩へ。
雪に覆われたNYを上空から見るなんて、想像もしていなかった。
エンパイヤステイトビルも、セントラルパークも雪で光っていた。
そして、雪化粧した自由の女神。
誰も足を踏み入れていないリバティー島は、美しかった。
ブルクッリンブリッジ
念願かなった私は、ブルックリンブリッジにも行き、そして、今回の旅の目的、
カウントダウンの場所を確保すべく、午後13:00にはタイムズスクエアに向う。
そこから、カウントダウンまでの約10時間、最前ブロックに佇む私達は、
除雪しきれていないタイムズスクエアで寒さに凍え、言葉もないまま呆然していた。
PM23:00 タイムズスクエアの電光掲示板にカウントダウンが表示される。
音楽が流れ出し、風船が配られる。
12時に近づくにつれ、音楽に合わせてみんなが合唱し始める。
5、4、3、2、1!Happy! New Year!
まわりにいた見知らぬ人々と挨拶を交わし、乾杯し、空からは紙ふぶきが降ってくる。
10時間待ったかいがあった!我慢してよかった!
また来年も!とはとても思えなかったが、忘れられない1日となった。
雪が降ってなかったら、もうちょっと楽だったかな?