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とうもろこし畑での誕生会
コンシェルジュ :
中島 美弥子
【2006年8月15日[Tue]】
とうもろこし畑での誕生会
夏休みまっただ中
育ち盛りのお子様がいらっしゃるご家庭は、子供とどう過ごすか、、
が最大の課題になることは日本もドイツも共通であろう。
夏休みはもちろんのこと、同じく毎年頭を痛めるのは子供の誕生会。
こちらは大人も盛大に誕生日を祝う。特に、30才、40才などの
各年代の節目では、誕生日を迎える本人が自ら盛大に誕生パーティーを開き
お祝いする。パーティーを開かなくても、毎年の誕生日には職場などに
誕生日を迎える本人がケーキなどを持参し、同僚等にふるまってお祝いする。
もう年だから嬉しくない、、とか、誰かに祝ってもらおうとか、、
そんな気持は全然なく、皆どうどうと自分の誕生日を楽しく演出する。
子供ももちろん同じ。アイデア一杯の招待状を作成し、それぞれ趣向を
こらした誕生会を2ー3才から開くことが多い。
大変なのは、親、、この誕生会が私の毎年の悩みのたね、、
日本よりは住宅事情がいいとはいえ、ドイツでもやはり子供が思う存分
かけずりまわれる庭付一軒家を持つのは大変だ。
我が家もそうだか、たいてい、3LDK、4LDKの賃貸マンションに住む家族が
多い。 なので隣近所に事前にことわり、子供が興奮しすぎないよう注意
しながら、今まで気をつかって誕生会を開いていた。
年齢とともに、招待する子供の数も増え、体力も倍増。
今年の長男の誕生会は育ち盛りの男の子10名を招待。
あ?もうホームパーティーも限界だ!!
元気すぎて、体力を持て余してしまって、、自宅でなんて大変な事になる。
そこで今年は、近所のとうもろこし畑で開催することにした。
このとうもろこし畑、7月末から9月初めまで ”とうもろこし迷路” (Maislabyrinth) として一般公開されている。
35.000 m2 という甲子園球場よりやや小さい程度の広大な畑に、
写真のような迷路が作られ、自由に迷路を探索できる。
各所にクイズに答えるような掲示板や、展望台も設置されている。
写真: Ditzinger Maislabyrinth (上空より)
http://ditzingermaislabyrinth.de/
HP独語のみ
入場料:大人3ユーロ、子供2ユーロ。
畑の前には、無料で利用できるイスとテーブルが設置され、平日には
飲食の持ち込みも可能。
横にはワラで作った巨大な滑べり台が有り、恰好の遊び場となる。
サッカー国ドイツらしく、近くにはサッカー場。
子供の誕生会にも是非とホームページにあったので今年はここで
開くことにした。
案の定、わんぱく盛りの子供達には大盛況。2mをこえる背丈のとうもろこし畑の中の迷路をかけずりまわり、ワラの滑べり台で大騒ぎ。飽きるとサッカーで思う存分汗を流し、誰にも気兼ねなく大騒ぎで遊んでいる。
昔の子供たちは皆こうやって毎日遊んでいたんだろうか、、
それを思うと、ドイツでも日本でも、、何もない時代だったかもしれないが、昔の子供達がやっぱり羨ましいと思う。
ドイツにはこのとうもろこし畑のように、農場だけの利用にとどめず、一般公開している兼業農家が多い。
特にグリーンツーリズムと呼ばれる農家滞在は各地で利用できる。
農家が宿泊施設を兼ね合い、通常は1週間から10日くらい滞在。
(1ー2日でも可能なところも多い)
農業体験、農家視察、などとおおげさな目的がなくとも、気軽に
宿泊施設として利用でき、特に夏季には子供のいる家族連れでにぎわう。
動物とふれあい、 乗馬や散策、森へのハイキングなどでのんびり過ごして
大人も休養をとる事が目的だ。
ただ、農場が不便なところに位置するところが多く、
まわりに何もないので不便。観光目的としての拠点には不向き。
おしゃれなヨーロッパ旅行とはかけ離れてしまうけれど
でも、広々とした緑の草原、森と湖、暖かく心から迎えてくれる農家の人々、
そんな 自然に囲まれたのんびりとしたドイツ的休暇を過ごすのもまた
面白いかもしれない。
晴れても、雨が降っても、その時の状態にあわせて、1日を自然と楽しく
過ごせれば、コンピューターゲームもテレビも携帯も何もいらなくなって
しまいそうだ。
子供の頃に時を忘れて、泥んこになって遊んだ日々がここでは帰ってくる
そんな気がする。
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とうもろこし畑での誕生会
育ち盛りのお子様がいらっしゃるご家庭は、子供とどう過ごすか、、
が最大の課題になることは日本もドイツも共通であろう。
夏休みはもちろんのこと、同じく毎年頭を痛めるのは子供の誕生会。
こちらは大人も盛大に誕生日を祝う。特に、30才、40才などの
各年代の節目では、誕生日を迎える本人が自ら盛大に誕生パーティーを開き
お祝いする。パーティーを開かなくても、毎年の誕生日には職場などに
誕生日を迎える本人がケーキなどを持参し、同僚等にふるまってお祝いする。
もう年だから嬉しくない、、とか、誰かに祝ってもらおうとか、、
そんな気持は全然なく、皆どうどうと自分の誕生日を楽しく演出する。
子供ももちろん同じ。アイデア一杯の招待状を作成し、それぞれ趣向を
こらした誕生会を2ー3才から開くことが多い。
大変なのは、親、、この誕生会が私の毎年の悩みのたね、、
日本よりは住宅事情がいいとはいえ、ドイツでもやはり子供が思う存分
かけずりまわれる庭付一軒家を持つのは大変だ。
我が家もそうだか、たいてい、3LDK、4LDKの賃貸マンションに住む家族が
多い。 なので隣近所に事前にことわり、子供が興奮しすぎないよう注意
しながら、今まで気をつかって誕生会を開いていた。
年齢とともに、招待する子供の数も増え、体力も倍増。
今年の長男の誕生会は育ち盛りの男の子10名を招待。
あ?もうホームパーティーも限界だ!!
元気すぎて、体力を持て余してしまって、、自宅でなんて大変な事になる。
そこで今年は、近所のとうもろこし畑で開催することにした。
このとうもろこし畑、7月末から9月初めまで ”とうもろこし迷路” (Maislabyrinth) として一般公開されている。
35.000 m2 という甲子園球場よりやや小さい程度の広大な畑に、
写真のような迷路が作られ、自由に迷路を探索できる。
各所にクイズに答えるような掲示板や、展望台も設置されている。
写真: Ditzinger Maislabyrinth (上空より)
http://ditzingermaislabyrinth.de/HP独語のみ
入場料:大人3ユーロ、子供2ユーロ。
畑の前には、無料で利用できるイスとテーブルが設置され、平日には
飲食の持ち込みも可能。
横にはワラで作った巨大な滑べり台が有り、恰好の遊び場となる。
サッカー国ドイツらしく、近くにはサッカー場。
子供の誕生会にも是非とホームページにあったので今年はここで
開くことにした。
案の定、わんぱく盛りの子供達には大盛況。2mをこえる背丈のとうもろこし畑の中の迷路をかけずりまわり、ワラの滑べり台で大騒ぎ。飽きるとサッカーで思う存分汗を流し、誰にも気兼ねなく大騒ぎで遊んでいる。
昔の子供たちは皆こうやって毎日遊んでいたんだろうか、、
それを思うと、ドイツでも日本でも、、何もない時代だったかもしれないが、昔の子供達がやっぱり羨ましいと思う。
ドイツにはこのとうもろこし畑のように、農場だけの利用にとどめず、一般公開している兼業農家が多い。
特にグリーンツーリズムと呼ばれる農家滞在は各地で利用できる。
農家が宿泊施設を兼ね合い、通常は1週間から10日くらい滞在。
(1ー2日でも可能なところも多い)
農業体験、農家視察、などとおおげさな目的がなくとも、気軽に
宿泊施設として利用でき、特に夏季には子供のいる家族連れでにぎわう。
動物とふれあい、 乗馬や散策、森へのハイキングなどでのんびり過ごして
大人も休養をとる事が目的だ。
ただ、農場が不便なところに位置するところが多く、
まわりに何もないので不便。観光目的としての拠点には不向き。
おしゃれなヨーロッパ旅行とはかけ離れてしまうけれど
でも、広々とした緑の草原、森と湖、暖かく心から迎えてくれる農家の人々、
そんな 自然に囲まれたのんびりとしたドイツ的休暇を過ごすのもまた
面白いかもしれない。
晴れても、雨が降っても、その時の状態にあわせて、1日を自然と楽しく
過ごせれば、コンピューターゲームもテレビも携帯も何もいらなくなって
しまいそうだ。
子供の頃に時を忘れて、泥んこになって遊んだ日々がここでは帰ってくる
そんな気がする。