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コンシェルジュブログ

コンシェルジュ : 山本 サユミ
【2006年11月14日[Tue]】

何もしない旅 at フーコック島


超多忙な9・10月が終わり、次のモードに切り替えるために旅に出た。行き先に選んだのは、ベトナムのフーコック島。成田からホーチミンまで約6時間のフライト。さらに国内線で1時間足らず。そこには、静かに流れる時間があった・・・

◆何もしない贅沢◆

とにかく「静かで俗化されてなく、水のきれいなアジアのビーチ」を条件に選んだのが今回のフーコック島。それは期待通りだった。遠浅のビーチは穏やかで水の透明度も高く、スノーケル他のアクティビティも楽しめる。


朝は洋食とベトナム料理が用意されたビュッフェ、そしてコンデンスミルクを入れる甘~いコーヒーで始まる。その後はビーチで日長のんびり。忙しくて読めなかった長編小説を読むもよし、好きな音楽を聞いているといつの間にかうとうと・・・ふと目を覚ますとそこには真っ青で穏やかな海、波の音、そして心地よい海風。

◆部屋の目の前に沈む夕陽◆

宿泊は「サイゴン・フーコックアイランド・リゾート」。部屋は、目の前がビーチの「スタークルーズ」というカテゴリーにした。全客室にバルコニーが付いていてオーシャンビューだが、その下のカテゴリーになるとビーチとの間にバンガローが入ってしまう。もちろん、終日ビーチで過ごすのであれば特に気にはならないが。
で、この景色・・・。毎晩飽きることなくこの景色を楽しんだ。

    

このリゾートの2.4haの敷地には、手入れされた芝生と南国の花が咲き乱れ、その中に宿泊施設が点在している。その空間自体も、リゾートのゆったりとした時間を演出している。
夕食は2箇所あるレストランのいずれかで。ベトナム料理と西洋料理が用意されていたが、私は迷わずベトナム料理。海鮮料理にはこの島特産の「ヌックマム(fish sauce)」、それ以外には醤油(soya sauce)がぴったり。

◆ホーチミンでのおまけ◆
成田からフーコック島へ同日の乗り継ぎはできないので、初日はホーチミンに1泊。翌日を遅いフライトにすれば、出発まで観光ができる。また、帰国日はホーチミン発が23:55なので、フーコックからのフライトを遅い方にしても、約6時間ホーチミンで過ごせる。

繁華街をぶらぶらし、ショッピングに興味のない私が選んだのは、サイゴン川のほとりに建つ「ホテル・マジェスティック」のスカイ・バー。眼下にはホーチミンの夜景とサイゴン川に浮かぶボートレストランの数々。下を通る道路からは相変わらずバイクのクラクションが鳴り響いていたが、川を渡る風は心地よく、それすらベトナムならではのBGMに聞こえる。

ホーチミンでは日本人観光客を多く見かけたが、フーコック島では最初の晩にレストランで見かけたご夫婦1組のみ。ほとんどが欧米人であった。そして、彼らのほとんどが喫煙者だった。気になるほど吸っていたわけではないが、欧米のリゾートでは肩身が狭いということか・・・。島では英語が通じるので不便はない。


◆旅のTIP◆
1.空港から市内へはタクシーを利用したが、到着ロビー(国際線・国内線とも)でタクシーチケットを購入すると料金でもめる心配がない。市内までUS$5の均一料金。

2.国際線の出発時間までの間、飛行機に預ける荷物は、国際線出発ロビー入り口前の一時預かりを利用すると便利。大きさにもよるが、小型スーツケースでUS$2。コンピューター管理され、フライトやパスポート番号も入力したレシートをくれるので安心。

3.市内でもリゾートでもUSドルが通用。入場料やチップ、小さな商店用にドンも用意しておいた方がいいが、再両替がきかないため小額のドル紙幣が便利。


◆フーコック島の5つ★ホテル◆

今年9月にオープンしたばかりのホテル「La Veranda」は、フーコック島唯一の5つ星ホテル。スタッフの対応もよく、気持ちよく滞在できそうな気がした。オープンして間もないこともあり、まだ準備中の部分もいくつか見られ、プールサイドの椰子の木などの植物も成長してからの、全体像が楽しみなホテル。個人的には、フーコックアイランド・リゾートの広い空間が好みなので、滞在はあちら、ここにはレストランでの食事とスパメニュー(フーコックアイランド・リゾートのマッサージは素人のちょっと上という感じ)を楽しみに来たいと思った。ただし、5つ星ホテルは料金もそれなり・・・

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