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コンシェルジュブログ

コンシェルジュ : 大成 真知子
【2006年12月20日[Wed]】

プラハ・ドレスデン・コールマールへの旅(1)

ヨーロッパへ行きたーい!
この何年かヨーロッパへ行っていなかったので、とうとう私のヨーロッパへ行きたい病を抑えることができなくなってきた。
フィンランドへ行かれるグループのお客様がおられるので、この機会に私も同行させて頂こうかなあなんて企てていたけれど、お客様がキャンセルになってしまった。
うーん、やはり私の野望は無理なのか・・・(ちょっと大げさ?でも、そうでもないのよ。)
娘(12歳、彼女の存在が訪欧の一番ネックになっている。夫は1人でも大丈夫だが、12歳の子どもをおいて行くわけにはいかない・・・)がクリスマスマーケットの写真を見て、うぁーきれい!行ってみたいなあ・・・って言うのを私は聞き逃さなかった。
「すてきやねぇ。行ってみる?」「いいよ!」 ヤッター!チャンス到来!娘さえ連れて行ければ、私はいつでもヨーロッパへ行くことができる!
娘はなかなか旅行に行きたがらない。
もっと小さい頃は、娘の希望など聞かずに大人の都合で旅行プランを考えられた。(もちろん子どもの負担にならないように、子どもも楽しめるようには考えてはいるが・・・・)が、小学校高学年にもなると娘の“意思”も重要だ。
実は、娘は乗り物に大変弱い。旅行業に携わる夫婦の子どもなのになぜ・・・?!
私も夫も電車や乗り物が大好き!国内では「青春18きっぷ」の愛用者だし、ヨーロッパでも航空機移動よりも列車を選ぶ。夜行列車も大好き。にもかかわらず、娘ときたら、自宅近くの駅から大阪駅までたった15分のJR乗車でも酔ってしまう。「青春18切符」を利用して、日本海に日帰りでお寿司を食べに行こうとしたら、京都へ着くまでに酔っちゃった。北海道にスキーに行こうと思ったら、伊丹空港までのモノレールで酔ってしまい、予定の航空機に乗り遅れちゃった。東京ディズニーランドへ行こうとしたら、新幹線に乗る前から顔面蒼白。うーんこれは乗り物に弱いのではなくって心理的なものだわ。唯一酔わない乗り物、それが飛行機だった。幼い頃から海外に連れまわしていたことが功を奏したのか、航空機だけは大丈夫で、本人も航空機には酔わないというささやかな自信もあった。それで今回のヨーロッパ行きにも賛成してくれたのだ。

どこへ行こう??私には行きたいところが山ほどあった。その中からどこを選ぼう。娘にはクリスマス市を見に行くと言っておきながら、私にとっては、クリスマス市は一番の目的ではなかった。でも、どこかで行かなくては・・・。クリスマス市があって、私も行きたいところ・・・・プラハ!クリスマス市があるぞ!
長年行きたかった。ビロード革命後すぐにプラハを訪れた友人の「まるでアマデウスの世界だった」との言葉に、ずっと、なんだかわからないあこがれを抱いていた。街はどんどん近代化され、私の憧れのアマデウスの世界がなくなっていくのではないかと心配しながらも、なかなかプラハを訪れる機会はなかった。よーし、この機会にプラハに行こう!そして、もうひとつ私の旅の楽しみの一つ夜行列車も組み込んでみよう。ということで、以下のような日程が決まった。

1. 関空⇒フランクフルト⇒プラハ           プラハ泊
2.                              プラハ泊
3. プラハ==ドレスデン                 ドレスデン泊
4.                 ドレスデン==    車中泊
5. ==バーゼル==コールマール         コールマール泊
6.                              コールマール泊
7. コールマール:::バーゼル⇒フランクフルト⇒  機中泊
8. ⇒関空

図らずしも、チェコ、ドイツ、フランスのクリスマス市を巡る旅が出来上がった。

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