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4日目 プーンヒル(3200m)往復・ゴレパニ~タトパニ
コンシェルジュ : 渋谷 明子
【2007年1月12日[Fri]】
4日目 プーンヒル(3200m)往復・ゴレパニ~タトパニ
早朝、プーンヒル(3200m)まで片道1時間上り、日の出を見る予定。
プーンヒルは、このトレッキングコース上のハイライト。
アンナプルナとダウラギリの8000m級の山々が両側にそびえ立つ絶景ポイント,
ということで楽しみにしていた。
あいにく4時半頃にみぞれが降る。しばらく待機し、5時半頃宿を出発。
しばらくすると、息子が急にペースダウン。息が苦しく、空気の薄さを感じると言う。
霧だし、急いで登っても日の出をしっかり見ることができないことはわかって
いたので、ゆっくりゆっくり上る。こういうとき、無理は禁物。
止まるくらいのスピードで少しずつ上った。
なんとか到着すると、予想以上に多くの人たちがすでに来ていた。
見えないとあきらめていた山も、雲に切れ間に見ることができた。
ほんの数秒見えるその姿に、歓声があがる。
3200mの場所から、こんなに高いところに山が見えるって、すごいことですよね?
ヒマラヤの高さを実感する瞬間です。
一面に白い雪山が連なる景色が見えるところなのに残念!!
でも、ちょっと見えたからこそ、妙に有り難味があったかも。
なんとか見ることができてよかった。
下りを難なく終え、宿に戻り、朝食をとり、今日の目的地タトパニに向け出発。
朝食をとった席から見えた景色です!
この日は全部下り。しかも予想徒歩所要時間8時間。
前日の上りを考えると、ラクだろうと思っていたのだけど、大間違い。
下りもキツい!ヒザがガクガク。
ひたすら下りだと、上りが恋しくなる。
でも上りがあると、すでに足が疲れているため、昨日以上に上れない!
階段をゆ~~~っくり上っていたら、上から見ていたおばさんが何やら叫んでる。
ガイドさんに聞くと、歩き方を教えてくれていると言う。
山道を歩くときは、足をこんなふうに動かすんだ!と教えてくれているようで、
最後には、「普段、楽をしているから歩くことができないんだ。自分達はいつも
荷物を持って歩いている。」というようなことを言っていたらしい。
ごもっとも!!その通りでございます。
ガイドさんは、「彼らはゴレパニから来ているから疲れているんだ。」という
ようなことを言ってくれていたと思う。(口調から推測)
こんな階段で息切れしている私達、彼女達から見たら、「甘い!」と思うのは当然だ。
ところで、
トレッキング中は、たいてい同じ目的地に向かっている面々と一日に何度か遭遇する。会うと「また会ったね!」という笑顔で挨拶。
出発時間が違うけど、お互いに休憩するから、抜かされていたり、追いついていたりする。
この2日~3日、何度も遭遇し、声をかけあい、会うたびに話しをしてきたのは、
日本から来た
ヒマラヤ保全協会
のかたがた。
ナルチャンという小さな村にホームステイをしながら植林ボランティア活動をしに来た人たちだ。みなさん、すごくさわやかで気持ちがいい。
自然の中で出会う人って、みんないい人のような気がする。
この日会ったイギリス人のおじさんは1人旅。ガイドさんと2人で行動してる。
チターに似た楽器を持っていて、子供達の前で演奏したりしているようだった。
昼食が一緒になったとき、聴かせてくれた。
トレッキング中に、そこで出会う人たちと言葉以外で交流できるものがあるって
素敵だなと思った。
20代の息子さんと50代のお父さんという日本人の親子2人旅のかたがたとも
何度もお会いした。英語が堪能な息子さんにアメリカやニュージーランドなど、
各国のトレッキングに連れていってもらっている、、とのことだった。
なんと親子孝行な息子さんなんでしょう!
他は、韓国のヨガ学校の団体さん、オーストラリアやヨーロッパからのバックパッカーたち。年配のご夫婦など。
私達のような子供連れには1組しか会わなかった。意外だった。
今日の私達の目的地は「タトパニ」。
タトパニとは、ネパール語で熱い水という意味。
温泉が湧いているのだ。久しぶりに暖かいお湯に出会える。
山の上から遠くの吊橋が見えたとき、「あそこがタトパニ。」と言われ、喜んだのもつかのま。吊橋を渡っても、いっこうに街が見えない。
それどころか、吊橋以降の道は、土砂崩れ後のとりあえずの道なのか、10センチくらいの石がゴロゴロしている道なき道を行く。
疲れきった足にはこたえた。
吊橋から20~30分くらい歩いてやっとやっと到着。
足はすでに筋肉痛で階段を昇るのがつらい状態になっていたけれど、朝のプーンヒルを含めれば、一日10時間以上歩いたことになる。
運動不足で体力のない私でも、なんとか出来るものなんだと、うれしくなった。
私達が宿に着いた頃、すでに暗くなり始めていたのに、
前述したヒマラヤ保全協会のかたがたはここからさらに先にある村へ行くと言う。
「楽しんできてくださいね~!」とお互い声をかけあい、お別れ。
皆目見当もつかないネパール語に囲まれて2週間過ごすって、すごいなぁ、、
ボランティアをするために、こんな距離を歩いて来るって、すごい人達だなぁ、、
ガイドさん、ポーターさんと一緒に、疲れたカラダを休めに温泉へ行く。
あぁぁ、やっぱりあったかいお湯って有難い。
普段、冷たい水で行水している人たちにとって、私達が思う以上に、ここは貴重な場所なんだろうな、、と思った。
行く先々の村では、四角い板を使ったボートゲームで遊ぶ人たちをよく見かけた。
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プーンヒルは、このトレッキングコース上のハイライト。
アンナプルナとダウラギリの8000m級の山々が両側にそびえ立つ絶景ポイント,
ということで楽しみにしていた。
あいにく4時半頃にみぞれが降る。しばらく待機し、5時半頃宿を出発。
しばらくすると、息子が急にペースダウン。息が苦しく、空気の薄さを感じると言う。
霧だし、急いで登っても日の出をしっかり見ることができないことはわかって
いたので、ゆっくりゆっくり上る。こういうとき、無理は禁物。
止まるくらいのスピードで少しずつ上った。
なんとか到着すると、予想以上に多くの人たちがすでに来ていた。
見えないとあきらめていた山も、雲に切れ間に見ることができた。
ほんの数秒見えるその姿に、歓声があがる。
3200mの場所から、こんなに高いところに山が見えるって、すごいことですよね?
ヒマラヤの高さを実感する瞬間です。
一面に白い雪山が連なる景色が見えるところなのに残念!!
でも、ちょっと見えたからこそ、妙に有り難味があったかも。
なんとか見ることができてよかった。
下りを難なく終え、宿に戻り、朝食をとり、今日の目的地タトパニに向け出発。
朝食をとった席から見えた景色です!
この日は全部下り。しかも予想徒歩所要時間8時間。
前日の上りを考えると、ラクだろうと思っていたのだけど、大間違い。
下りもキツい!ヒザがガクガク。
ひたすら下りだと、上りが恋しくなる。
でも上りがあると、すでに足が疲れているため、昨日以上に上れない!
階段をゆ~~~っくり上っていたら、上から見ていたおばさんが何やら叫んでる。
ガイドさんに聞くと、歩き方を教えてくれていると言う。
山道を歩くときは、足をこんなふうに動かすんだ!と教えてくれているようで、
最後には、「普段、楽をしているから歩くことができないんだ。自分達はいつも
荷物を持って歩いている。」というようなことを言っていたらしい。
ごもっとも!!その通りでございます。
ガイドさんは、「彼らはゴレパニから来ているから疲れているんだ。」という
ようなことを言ってくれていたと思う。(口調から推測)
こんな階段で息切れしている私達、彼女達から見たら、「甘い!」と思うのは当然だ。
ところで、
トレッキング中は、たいてい同じ目的地に向かっている面々と一日に何度か遭遇する。会うと「また会ったね!」という笑顔で挨拶。
出発時間が違うけど、お互いに休憩するから、抜かされていたり、追いついていたりする。
この2日~3日、何度も遭遇し、声をかけあい、会うたびに話しをしてきたのは、
日本から来たヒマラヤ保全協会のかたがた。
ナルチャンという小さな村にホームステイをしながら植林ボランティア活動をしに来た人たちだ。みなさん、すごくさわやかで気持ちがいい。
自然の中で出会う人って、みんないい人のような気がする。
この日会ったイギリス人のおじさんは1人旅。ガイドさんと2人で行動してる。
チターに似た楽器を持っていて、子供達の前で演奏したりしているようだった。
昼食が一緒になったとき、聴かせてくれた。
トレッキング中に、そこで出会う人たちと言葉以外で交流できるものがあるって
素敵だなと思った。
20代の息子さんと50代のお父さんという日本人の親子2人旅のかたがたとも
何度もお会いした。英語が堪能な息子さんにアメリカやニュージーランドなど、
各国のトレッキングに連れていってもらっている、、とのことだった。
なんと親子孝行な息子さんなんでしょう!
他は、韓国のヨガ学校の団体さん、オーストラリアやヨーロッパからのバックパッカーたち。年配のご夫婦など。
私達のような子供連れには1組しか会わなかった。意外だった。
今日の私達の目的地は「タトパニ」。
タトパニとは、ネパール語で熱い水という意味。
温泉が湧いているのだ。久しぶりに暖かいお湯に出会える。
山の上から遠くの吊橋が見えたとき、「あそこがタトパニ。」と言われ、喜んだのもつかのま。吊橋を渡っても、いっこうに街が見えない。
それどころか、吊橋以降の道は、土砂崩れ後のとりあえずの道なのか、10センチくらいの石がゴロゴロしている道なき道を行く。
疲れきった足にはこたえた。
吊橋から20~30分くらい歩いてやっとやっと到着。
足はすでに筋肉痛で階段を昇るのがつらい状態になっていたけれど、朝のプーンヒルを含めれば、一日10時間以上歩いたことになる。
運動不足で体力のない私でも、なんとか出来るものなんだと、うれしくなった。
私達が宿に着いた頃、すでに暗くなり始めていたのに、
前述したヒマラヤ保全協会のかたがたはここからさらに先にある村へ行くと言う。
「楽しんできてくださいね~!」とお互い声をかけあい、お別れ。
皆目見当もつかないネパール語に囲まれて2週間過ごすって、すごいなぁ、、
ボランティアをするために、こんな距離を歩いて来るって、すごい人達だなぁ、、
ガイドさん、ポーターさんと一緒に、疲れたカラダを休めに温泉へ行く。
あぁぁ、やっぱりあったかいお湯って有難い。
普段、冷たい水で行水している人たちにとって、私達が思う以上に、ここは貴重な場所なんだろうな、、と思った。
行く先々の村では、四角い板を使ったボートゲームで遊ぶ人たちをよく見かけた。
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