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コンシェルジュブログ

コンシェルジュ : 川西 哲史
【2007年2月13日[Tue]】

ケープトレビュレーションへ ~モスマン渓谷~

数年前までは、日本人観光客がポートダグラス以北を旅することはほとんど
無かった。
日本人観光客にとってポートダグラスは、東オーストラリアの北限だった。
ケアンズ空港からの日本語ガイドによる送迎が、ポートダグラスを最北の地
としていることが理由で、この先へ行く日本人はめっきりと減ってしまう。
送迎に関しては今でも変わらないが、最近は旅行者が旅慣れて来たので、
レンタカーや定期バスで北部を旅する人も、少しずつではあるが増えてきた。

ポートダグラスから北へ20分ほど行った目と鼻の先に、「モスマン」という
町があり、そのモスマンに息をのむほど美しい渓谷がある。
ケアンズからポートダグラスまでの数々のリゾートは、全てビーチリゾート
なのだが、このモスマンは唯一の熱帯雨林生い茂るリバーリゾートで、
渓谷のあちこちに見られる自然の天然プールは透明度抜群で瑞々しい。
また、渓谷の石や岩にはイグアナが日向ぼっこしている姿も良く見られる。

モスマン渓谷には一軒のリゾートホテル「シルキーオークスロッジ」があり、
この一風変わったホテルが、モスマンへの観光客誘致の吸引力になっている。

シルキーオークスは渓谷の斜面に高い足場を組むように設計されており、
川側から見ると、まるで木の上に建物が乗っかっているように見えるのが
特徴で、例えは良くないが、“鬼太郎の家”の豪華版と言ったような感じだ。
この部屋を「ツリーハウス」と言い、部屋からの眺めが熱帯雨林の枝にでも
部屋が設置されているような感覚になる、稀有な造りとなっている。
因みに部屋の周りの熱帯雨林は世界最古のものである。

オーストラリアを良く知る人には「一度は泊まりたいホテル」として名高い。

cairns
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