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Vol.13 マルタ島の1日
コンシェルジュ : 三田村 忍
【2007年4月21日[Sat]】
Vol.13 マルタ島の1日
一緒に行く旦那に詳しい旅程を告げず、出発。
旅行に興味のない旦那は、出発当日、飛行機に乗るまで、イタリア方面へ行くらしいということだけしか知らない。
前もって詳細を言うと、行きたがらなくなるからだ。
1日目 深夜、ローマからレッジョディカラ-ブリア経由でマルタ島に到着。
東京から出発して約19時間、やっと到着した。
空港からタクシーでヴァレッタの入り口近くにあるホテルへ向かう。
ホテルに着くと、レセプションの人が「ミタムラ!」と大声で叫んだ。
えっ?何で?分かったんだ???
よく考えてみたら、到着したのは午前1時。
今からチェックインする日本人などいるはずがない。
長時間のフライトに疲れ果てた私達は、部屋に入るなりすぐに寝てしまった。
2日目 ヴァレッタ観光の前に近郊にある世界遺産「ハル・サフリエニ・ハイポジウム」へ予約の電話をしてみた。
予約は約2週間前までに!というガイドブックを目にしたのは、電話をかけた後。
やはり当日の予約は不可能で、行く事ができなくなってしまった。失敗!
事前に確認しておくべきだった。
お墓が世界遺産???微妙だなぁと思ってしまった私は詳しく読まずに出発してしまったのだ。
仕方なく、ヴァレッタを端から端まで歩く事にした。
天気予報は曇りのち雨。出発時は曇り空だった。
メインストリートをまっすぐ進み、ヴァレッタの先、聖エルモ砦に向かう。
思ったほど遠くはなく、30分もしないうちに砦に着いた。
砦は一般人も入れるのかと思いきや、手前の柵から先には入れず、
ウロウロしてみたが、結局、分からず砦から海を見ることができなかった。
砦の先頭に立って見たかったのに・・・。
当日は土曜日で開園は午後からということに気づいてなかったのだ。
またもや事前準備不足が露呈してしまう。
砦の入り口からローアーバラカガーデン方面の写真
聖エルモ砦を振り返りつつ、グランド・ハーバー方向へ歩く頃には
曇り空もすっかり晴れ、きれいな海がだんだん見えてきた。
ローアーバラッカガーデンから見るスリーシティーズの眺めは少しかすんで見えたが、
マルタストーンで作られた建物が立ち並び、海の色とマッチして、思わず立ち止まってしまう。おもちゃの様な街並みに見とれながら、夏に来たら気持ちいいだろうなぁ・・・と思っていると、
旦那が、「夏に来たかったねぇ・・・海に入りたい・・・」とつぶやいていた。
え?また来たいの?
旅行嫌いな旦那がまた来たいなんて、めずらしい・・・。
ローアーバラッカガーデンからの風景
ローアーバラッカガーデンの神殿
ローアーバラッカガーデンでくつろぎながら、次はどこに行こうか考えていると、
次第に雲行きが怪しくなってきた。
そろそろまずいかも?と思い、ローアーバラッカガーデンを後にし、急いで屋根のある場所を探し始めた途端、ポツ、ポツと雨が!
まずい、カメラが危ない・・・レストランすら見つけられず、坂道を下り、上がり・・・。
やっと見つけた雨宿り場所は、聖ヨハネ大聖堂の出口だった。
通り雨だったようで、勢いよく降り出した雨は5分もしないうちに止み少しずつ空が見えてきた。
大聖堂を見る前に、腹ごしらえだ!とマルタ料理を食べられるお店を探してみる。
ガイドブックに載っているお店は、どれもイマイチで、結局、
ちょっと汚いレストランに入ってみた。
そのレストランは半分が食事をする所、もう半分はビリヤード場になっていた。
町のおじいさん達の憩いの場なのか?実際にビリヤードをやっている人、見ているだけの人、色んな人がいたが、みんな楽しそうに騒いでいた。
お腹がすいてた私は、マルタ料理の1つである、うさぎの蒸し煮を注文した。
一度日本で食べた事があったので、あのさっぱりしたお肉が出てくるのかと思ったら、
赤ワインで煮込んだというよりも、デミグラスソースみたいなソースに煮込んだような骨付き肉で、ほとんど食べる所がなく、味も微妙。
口に残る後味が最悪だった。あれは本当にうさぎだったのだろうか?と思えるほど。
夜は絶対美味しいものを食べるぞ!とランチは我慢し、聖ヨハネ大聖堂に向かった。
聖ヨハネ大聖堂
今まで数々の大聖堂を見てきたが、床の大理石には驚いた。400はあると言われている墓碑らしく、大理石に書かれている紋様はすばらしい。イスなどがあって全部を見ることができなかったが、天井、壁の壮絶な絵よりも床にくぎづけだった。
美術館にはカラヴァッジョの傑作が並び、これもまた圧巻!
壁にある大きなタペストリーも想像を絶するものだった。
だいぶ色褪せてしまっていたが、物語は十分理解できる。
宗教儀式用の衣装など、保存状態もよい。
もう一周、大聖堂をみて周りたかったが、あまりの人で逆流する事はできず、断念した。
大聖堂を出た後、今度はマルサイムシェット・ハーバー側へ向かってみる。
カーマライト教会に着いたあたりから、また雨が降り出し、傘がないとつらい状況になってきた。
雨が強くなってくる中、マルサイムシェット・ハーバーへ行ってみたが・・・
強雨で対岸がかすんでしまっている。
もう、空もだんだん暗くなって来ていたので、ホテルに戻る事にした。
でも、ホテルで過ごすにはまだ時間もある。
その時、到着時にタクシーのお兄さんに聞いた、セントジュリアンの町を思い出した。
セントジュリアンには、レストランもたくさんあるし、夜も遊べるぞ!教えてくれたのだが、「行くなら乗せていくよ!」という一言が、なんとなく信用できなかったので、
その場は断っていた。
でも、今からならバスで行くこともできる・・・。
そこで、今からバスに乗って出かけよう!と提案すると、即効、却下されてしまった。
結構歩いたので、疲れてしまったらしい。
これから、まだまだ歩くし、旅はスタートしたばっかりだったので、
ここは強引に行くのではなく、夕飯までホテルで過ごすことにした。
が、私も相当疲れていたのか?いつのまにか寝てしまい、気づけば夜10時過ぎ・・・。
もちろんホテルのレストランも終っている・・・。
あっ!私のマルタ料理が・・・。と思ってももう遅い。
翌朝早くシチリアに向かう為、朝食すら取れないのだ。
ご飯も食べられず、あっけなく終ってしまった、マルタ島の1日だった。
翌日早朝、到着時に乗ったタクシーのお兄さんに、朝5:30に迎えに来てね!と頼んでいたのに、時間通りに来ない。7時発の飛行機なのに・・・。
やっぱり、あのタクシーのお兄さんは信用ならない人だった!手帳に待ち合わせ時間をメモしていたくせに!!!
10分過ぎた頃に、ホテルの人が心配してくれ、外にいたタクシーを呼んできてくれた。
無事6時過ぎに空港に着いたが、そのおじさんはここぞとばかりに、相場の料金よりLM1多く請求してきた。聞けば、早朝料金だ!と言い張る。
朝から機嫌の悪い私は、払うもんか!と意気込んでいたいが、
早くチェックインしなくてはならず、泣く泣くLM1を払ってしまった。
たかが、LM1だが、なんとなく腑に落ちない。
まぁ、いつまでも悔しがっても仕方ないので、またいつか来よう!と心に誓い、シチリア島カターニャに向かった。
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Vol.13 マルタ島の1日
旅行に興味のない旦那は、出発当日、飛行機に乗るまで、イタリア方面へ行くらしいということだけしか知らない。
前もって詳細を言うと、行きたがらなくなるからだ。
1日目 深夜、ローマからレッジョディカラ-ブリア経由でマルタ島に到着。
東京から出発して約19時間、やっと到着した。
空港からタクシーでヴァレッタの入り口近くにあるホテルへ向かう。
ホテルに着くと、レセプションの人が「ミタムラ!」と大声で叫んだ。
えっ?何で?分かったんだ???
よく考えてみたら、到着したのは午前1時。
今からチェックインする日本人などいるはずがない。
長時間のフライトに疲れ果てた私達は、部屋に入るなりすぐに寝てしまった。
2日目 ヴァレッタ観光の前に近郊にある世界遺産「ハル・サフリエニ・ハイポジウム」へ予約の電話をしてみた。
予約は約2週間前までに!というガイドブックを目にしたのは、電話をかけた後。
やはり当日の予約は不可能で、行く事ができなくなってしまった。失敗!
事前に確認しておくべきだった。
お墓が世界遺産???微妙だなぁと思ってしまった私は詳しく読まずに出発してしまったのだ。
仕方なく、ヴァレッタを端から端まで歩く事にした。
天気予報は曇りのち雨。出発時は曇り空だった。
メインストリートをまっすぐ進み、ヴァレッタの先、聖エルモ砦に向かう。
思ったほど遠くはなく、30分もしないうちに砦に着いた。
砦は一般人も入れるのかと思いきや、手前の柵から先には入れず、
ウロウロしてみたが、結局、分からず砦から海を見ることができなかった。
砦の先頭に立って見たかったのに・・・。
当日は土曜日で開園は午後からということに気づいてなかったのだ。
またもや事前準備不足が露呈してしまう。
砦の入り口からローアーバラカガーデン方面の写真
聖エルモ砦を振り返りつつ、グランド・ハーバー方向へ歩く頃には
曇り空もすっかり晴れ、きれいな海がだんだん見えてきた。
ローアーバラッカガーデンから見るスリーシティーズの眺めは少しかすんで見えたが、
マルタストーンで作られた建物が立ち並び、海の色とマッチして、思わず立ち止まってしまう。おもちゃの様な街並みに見とれながら、夏に来たら気持ちいいだろうなぁ・・・と思っていると、
旦那が、「夏に来たかったねぇ・・・海に入りたい・・・」とつぶやいていた。
え?また来たいの?
旅行嫌いな旦那がまた来たいなんて、めずらしい・・・。
ローアーバラッカガーデンからの風景
ローアーバラッカガーデンの神殿
ローアーバラッカガーデンでくつろぎながら、次はどこに行こうか考えていると、
次第に雲行きが怪しくなってきた。
そろそろまずいかも?と思い、ローアーバラッカガーデンを後にし、急いで屋根のある場所を探し始めた途端、ポツ、ポツと雨が!
まずい、カメラが危ない・・・レストランすら見つけられず、坂道を下り、上がり・・・。
やっと見つけた雨宿り場所は、聖ヨハネ大聖堂の出口だった。
通り雨だったようで、勢いよく降り出した雨は5分もしないうちに止み少しずつ空が見えてきた。
大聖堂を見る前に、腹ごしらえだ!とマルタ料理を食べられるお店を探してみる。
ガイドブックに載っているお店は、どれもイマイチで、結局、
ちょっと汚いレストランに入ってみた。
そのレストランは半分が食事をする所、もう半分はビリヤード場になっていた。
町のおじいさん達の憩いの場なのか?実際にビリヤードをやっている人、見ているだけの人、色んな人がいたが、みんな楽しそうに騒いでいた。
お腹がすいてた私は、マルタ料理の1つである、うさぎの蒸し煮を注文した。
一度日本で食べた事があったので、あのさっぱりしたお肉が出てくるのかと思ったら、
赤ワインで煮込んだというよりも、デミグラスソースみたいなソースに煮込んだような骨付き肉で、ほとんど食べる所がなく、味も微妙。
口に残る後味が最悪だった。あれは本当にうさぎだったのだろうか?と思えるほど。
夜は絶対美味しいものを食べるぞ!とランチは我慢し、聖ヨハネ大聖堂に向かった。
聖ヨハネ大聖堂
今まで数々の大聖堂を見てきたが、床の大理石には驚いた。400はあると言われている墓碑らしく、大理石に書かれている紋様はすばらしい。イスなどがあって全部を見ることができなかったが、天井、壁の壮絶な絵よりも床にくぎづけだった。
美術館にはカラヴァッジョの傑作が並び、これもまた圧巻!
壁にある大きなタペストリーも想像を絶するものだった。
だいぶ色褪せてしまっていたが、物語は十分理解できる。
宗教儀式用の衣装など、保存状態もよい。
もう一周、大聖堂をみて周りたかったが、あまりの人で逆流する事はできず、断念した。
大聖堂を出た後、今度はマルサイムシェット・ハーバー側へ向かってみる。
カーマライト教会に着いたあたりから、また雨が降り出し、傘がないとつらい状況になってきた。
雨が強くなってくる中、マルサイムシェット・ハーバーへ行ってみたが・・・
強雨で対岸がかすんでしまっている。
もう、空もだんだん暗くなって来ていたので、ホテルに戻る事にした。
でも、ホテルで過ごすにはまだ時間もある。
その時、到着時にタクシーのお兄さんに聞いた、セントジュリアンの町を思い出した。
セントジュリアンには、レストランもたくさんあるし、夜も遊べるぞ!教えてくれたのだが、「行くなら乗せていくよ!」という一言が、なんとなく信用できなかったので、
その場は断っていた。
でも、今からならバスで行くこともできる・・・。
そこで、今からバスに乗って出かけよう!と提案すると、即効、却下されてしまった。
結構歩いたので、疲れてしまったらしい。
これから、まだまだ歩くし、旅はスタートしたばっかりだったので、
ここは強引に行くのではなく、夕飯までホテルで過ごすことにした。
が、私も相当疲れていたのか?いつのまにか寝てしまい、気づけば夜10時過ぎ・・・。
もちろんホテルのレストランも終っている・・・。
あっ!私のマルタ料理が・・・。と思ってももう遅い。
翌朝早くシチリアに向かう為、朝食すら取れないのだ。
ご飯も食べられず、あっけなく終ってしまった、マルタ島の1日だった。
翌日早朝、到着時に乗ったタクシーのお兄さんに、朝5:30に迎えに来てね!と頼んでいたのに、時間通りに来ない。7時発の飛行機なのに・・・。
やっぱり、あのタクシーのお兄さんは信用ならない人だった!手帳に待ち合わせ時間をメモしていたくせに!!!
10分過ぎた頃に、ホテルの人が心配してくれ、外にいたタクシーを呼んできてくれた。
無事6時過ぎに空港に着いたが、そのおじさんはここぞとばかりに、相場の料金よりLM1多く請求してきた。聞けば、早朝料金だ!と言い張る。
朝から機嫌の悪い私は、払うもんか!と意気込んでいたいが、
早くチェックインしなくてはならず、泣く泣くLM1を払ってしまった。
たかが、LM1だが、なんとなく腑に落ちない。
まぁ、いつまでも悔しがっても仕方ないので、またいつか来よう!と心に誓い、シチリア島カターニャに向かった。