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　先日、ＪＲ三次駅からＪＲ福山駅までをつなぐ福塩線に乗車してみました。吹き抜ける秋の風は爽やかで、頭を垂れた稲穂や川辺にピンクや白のコスモスやダークレッドのケイトウ、マリーゴールドのオレンジなどが流れる車窓にアクセントを落としています。

　その中には曼珠沙華の「赤」も入っていて、列車が「吉舎」あたりに近づくにつれて次第に「赤」の色彩が増えてゆき、滝のごとく川になだれ込むように土手を染めていたり、大きな木の足元一面を敷き詰めていたり、と次々に目を楽しませてくれるのでした。

　たまたま乗り合わせた沿線で出合ったこれらの光景に、これまでどちらかと言えば好きではなかった曼珠沙華の花ですが、流れるそれらの風景はまるで真っ赤に燃える夕焼け雲を更に上空から眺めているかのよう…。「天上の赤い花」と言われる由縁が何となくわかったような気がしました。

　後で知ったことですが、この付近には彼岸花の名所全国ベスト10に選ばれたこともある群生地があるとか。縁があれば来年の同じ頃にまた、訪ねてみたいものです。



　「花があるときは葉がなく、葉があるときは花がない」曼珠沙華の花は、
秋に地中から花茎を伸ばして（１日で１０㎝ほど伸びることもあるのだとか！）開花した後、花が枯れると葉が出て翌春まで繁り、夏には葉も枯れて休眠するそうです。

　
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　 所在地　◆広島県三次市吉舎町辻　　　　・　広島県三次市吉舎町辻　
　 入園料　◆無料（募金箱あり）　　　　　　　　　　　　　　　　　　辻のヒガンバナ群生地
　開園時間◆24時間出入り自由　　　　　　　 ・　彼岸花の群生地を訪ねて
　問合せ先◆三次市吉舎支所　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　～三次市吉舎町～
　　　　　　　　０８２４－４３－３１１３
　　　　　　
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