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5分間の暗闇
コンシェルジュ :
中島 美弥子
【2007年12月9日[Sun]】
5分間の暗闇
クリスマス市もスタートし、
華やかなイルミネーションで彩られているドイツ各地、
それが
昨日 12月8日 20:00~20:05の5分間、
闇に包まれた。
フランクフルトやミュンヘンのクリスマス市も
ノイシュバンシュタイン城も
ケルンの大聖堂も
ベルリンのブランデンブルグ門も
照明が消された。
電気を消そう! 地球環境のために、 というキャンペーンで
12月3日から14日にかけてバリ島で開催されている国連環境会議に参加している各国へのメッセージとして、また個人意識を少しでも高めようと
プロ7というテレビ局、Bildという大衆紙、環境団体、ソフトウェア会社の Googleなどが後援しキャンペーンを推奨してきた。
ドイツの 、もしくはスイスなどのドイツ語圏の各家庭、 各自治体、各企業 が揃って 参加しましょう、 5分間、消灯しましょうと連日呼びかけていた。
Google の検索画面も、この日は1日画面のバックグラウンドは真っ黒。
写真
http://www.lichtaus.info
自分たちだけ、ドイツや先進国だけがやっきになったとしても
全世界が環境問題を考え行動しないと、何も解決できない、、
という批判的な声があるのも事実。
開発途上国の一部からは依然として、環境保護より人々が
生きて行くことで精一杯、
もとは先進諸国の責任という意見が多いという。
でも責任のなすりあいよりも
お金をかけて大きな行動を起こすよりも
たった5分。
一人一人のちょっとした心がけが地球を救える
次のステップに進んでいく何かのきっかけになる
それがキャンペーンの大きな目的だろう。
この運動は 今年の2月にパリで始まった。
確かエッフェル等の照明も消されたとニュースで
報道されていたのをよく覚えている。
ドイツ人は日本人と国民性が似ているとよく比較されるが
学校、幼稚園では、はっきり意見がいえるよう、意志表示ができるよう
教育され、個人、個性が大切に育まれ、個人が尊重される国。
そのため日本人と違う分も多々あるけれど、
何かを皆でやろうという時に、個人が団結し 力をあわせる。
そんなきまじめさに出会うと
日本人の私は、とっても ほっとする。
といっても
正直 実際どれだけの人がキャンペーンに参加したのか
わからない。
私の住む小さな町のクリスマス市も、
お店のショーウインドウも
灯りは消えることなく明るい夜にとてもがっかりした。
でも、ドイツ全土の各地の大都市
ベルリンやハンブルグ、ケルン、フランクフルト、ドレスデン、ミュンヘン
などが積極的に参加し、先導してくれたことは、
大きなメッセージとなったことだろう。
5分の消灯が 地球を救い
次のステップのためにつながることを信じて
私も 家の電気を、コンピューターのスイッチを
消した。
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5分間の暗闇
華やかなイルミネーションで彩られているドイツ各地、
それが
昨日 12月8日 20:00~20:05の5分間、
闇に包まれた。
フランクフルトやミュンヘンのクリスマス市も
ノイシュバンシュタイン城も
ケルンの大聖堂も
ベルリンのブランデンブルグ門も
照明が消された。
電気を消そう! 地球環境のために、 というキャンペーンで
12月3日から14日にかけてバリ島で開催されている国連環境会議に参加している各国へのメッセージとして、また個人意識を少しでも高めようと
プロ7というテレビ局、Bildという大衆紙、環境団体、ソフトウェア会社の Googleなどが後援しキャンペーンを推奨してきた。
ドイツの 、もしくはスイスなどのドイツ語圏の各家庭、 各自治体、各企業 が揃って 参加しましょう、 5分間、消灯しましょうと連日呼びかけていた。
Google の検索画面も、この日は1日画面のバックグラウンドは真っ黒。
写真 http://www.lichtaus.info
自分たちだけ、ドイツや先進国だけがやっきになったとしても
全世界が環境問題を考え行動しないと、何も解決できない、、
という批判的な声があるのも事実。
開発途上国の一部からは依然として、環境保護より人々が
生きて行くことで精一杯、
もとは先進諸国の責任という意見が多いという。
でも責任のなすりあいよりも
お金をかけて大きな行動を起こすよりも
たった5分。
一人一人のちょっとした心がけが地球を救える
次のステップに進んでいく何かのきっかけになる
それがキャンペーンの大きな目的だろう。
この運動は 今年の2月にパリで始まった。
確かエッフェル等の照明も消されたとニュースで
報道されていたのをよく覚えている。
ドイツ人は日本人と国民性が似ているとよく比較されるが
学校、幼稚園では、はっきり意見がいえるよう、意志表示ができるよう
教育され、個人、個性が大切に育まれ、個人が尊重される国。
そのため日本人と違う分も多々あるけれど、
何かを皆でやろうという時に、個人が団結し 力をあわせる。
そんなきまじめさに出会うと
日本人の私は、とっても ほっとする。
といっても
正直 実際どれだけの人がキャンペーンに参加したのか
わからない。
私の住む小さな町のクリスマス市も、
お店のショーウインドウも
灯りは消えることなく明るい夜にとてもがっかりした。
でも、ドイツ全土の各地の大都市
ベルリンやハンブルグ、ケルン、フランクフルト、ドレスデン、ミュンヘン
などが積極的に参加し、先導してくれたことは、
大きなメッセージとなったことだろう。
5分の消灯が 地球を救い
次のステップのためにつながることを信じて
私も 家の電気を、コンピューターのスイッチを
消した。