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コンシェルジュブログ

コンシェルジュ : 柳川 ともみ
【2008年7月26日[Sat]】

山は魔物

山は美しい。
新緑、万年雪の輝き、ひっそりと咲く高原植物、野生の動物たち
その魅力に ももたんは「はまっている」
山には人をひきつける魔力が絶対ある!

でも一昔前までは
悪魔の住む所、行けばたたりがある所
人を寄せ付けない恐ろしい場所としての魔物だったんだよ

今でも山間の谷で生活をする人たちにとって
決して暮らしやすい場所じゃないし
電車やバスから見える山の中腹にある村の人たちは
どうやって暮らしているのかって思う。

スイスのガイドブックを見ていると
「ロープウェイは6人乗り」とか書いてあったりする。
  次々とワゴンがやってくるゴンドラじゃなくて
  20分に1本とか、30分に1本運行されるロープウェイが、だよ。

これはもともと山に住む人のために作られた生活用のロープウェイ
もちろん、観光客だって利用は出来るけど
団体旅行では使えないね
  だって1度に30人とか乗れないでしょ

☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆

nullスイスのロカルノから
イタリアのドモドッソーラを結ぶ
列車がある。
  2両か3両編成だけど
  国境を越えるから一応国際列車 ^-^
チェント・バリー(Cento Valli)、
千の谷という意味の谷を通る
列車なんだよ

スイスとイタリアの国境駅CAMEDOにて
列車の先頭部分にスイスの国旗とイタリアの国旗がついている


Verdasio ヴェルダシオという駅で列車を降りて
8人乗りのロープウェイでRasaラザという村に行った
この村には車の通る道がない
  隣の村へは歩いていくしかない。

  ラザの村
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石造りの建物と
眼下に広がる山並み
18世紀の姿そのままの牧歌的な村で
村のどこを見ても絵になる。

今では工芸作家が居を構え
工芸の村でもあるけど
あまりの過酷な生活に
人々は村を捨てたこともあるそう
  実際、ラザの隣村は廃村になってた
  今も残る、教会の建物と庭に咲く花から
  かつてここに生活があったことを感じたよ


ハイカーの感動をよそに
山で生きることは決して楽なことじゃない。

でも、ももたんは山に登る
「そこに山があるから」 なんてカッコイイことは言わないけど
一歩、また一歩と高みにあがるほど
今まで見えなかった景色が見えてくる。
ココにいなければ見られない景色、それが好き。
  実際はロープウェーでさぁっと1000メートルも上まで上がって
  山を降りてくることも多いんだけど♪
  言っとくけど、山は下山のほうが難しいんだ ^0^

魔物の山をとくとご覧あれ!
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ピッツ・ベルリナ(4049m:ももたんの真後ろ)とピッツ・ロゼック(3937m:一番右)
by ももたん
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