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コンシェルジュブログ

コンシェルジュ : 川西 知子
【2006年5月13日[Sat]】 海外

最高級のコナコーヒーを求めて ~前編~ by tetsushi

ハワイ島 コナ
◆コーヒーベルトのあるフアラライ山

亜熱帯地域に属するハワイ島は、亜熱帯といえ、海抜4000mの地点では
雪も積もるので、それだけ気候帯が広く、非常に恵まれた自然環境でもある。

何故恵まれているのか?と言うと、海抜1000m辺りでは雨も多く、
コーヒーを栽培するのに最も適した気候になっているので、
ハワイの人々は、亜熱帯地域で採れた、パイナップルやバナナなど、
熱帯特有の果実だけでなく、コーヒーまでもが美味しくいただけるのである。
フラットな島であれば、このような食の恵みはもたらされなかったことだろう。

この海抜1000mの地帯はコーヒーベルトと呼ばれる。
いくつかある農園には、日本でもおなじみのコーヒーメーカーもある。
中でもドトールが経営する「マウカメドウズ農園」はコーヒーだけでなく、
フルーツやマカデミアナッツなども栽培され、園内に植えられた熱帯植物が
常に開花しているので、熱帯植物園として楽しむこともできる。

ハワイ島 コナ ハワイ島 コナ

ここを訪れるのは朝一番が良いだろう。
早朝は観光客もいないし、香り立つ早朝ならではの空気は五臓六腑にしみる。
スプリンクラーから吹き出る水のリズミカルな音が、五感の働きを刺激し、
こういう所で日々生活していると、きっと免疫力も高まるのだろう。
元気そうな年配のハワイアンが、意気揚々と庭の手入れをしていた。

美しく整備された坂道をゆっくり下ってくると、焙煎工場が見えてくる。
小屋のような工場の横には、この風景にはなくてはならないラグーンがあり、
その向こうには、遥か1000m下のヒロの町並みと、
海と空との境の見分けが付かないほどの壮大な水平線の風景が広がっている。

ハワイ島 マウカメドウズ
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