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コンシェルジュブログ

コンシェルジュ : 川西 知子
【2006年5月3日[Wed]】 海外

ヒロは今日も雨だった by tetsushi

ハワイ島 アカカフォールズ

ヒロから時計と逆周りで島を1周することにした。
一般的にコナに滞在する人はコナ空港を利用するのだが、私がヒロ空港発着と
した理由は、そうしないとヒロへ行く機会を逃してしまうと思ったからである。
雨が多すぎて、リゾート地としては三流以下(ゴメン)になってしまっている
ヒロに滞在するつもりは毛頭無かったのだが、日系が中心となって栄えてきた
町を無視する訳にもいかなかった。

ヒロという地区は本当に雨が多い。
ハワイ島北部には、ハワイ最高峰マウナケアがドカっと腰を下ろし、ヒロから
山の裾野を回りこむように北西へ進んだ島の北東部辺りが雨の多い地域になる。
標高4000mを超えるマウナケア山が貿易風の盾の役割を果たす(ここに
雨雲が形成される)ためである。

今日も例に漏れず「曇りときどき雨、そして、たまに晴れ」といった天気だ。
しかし、オーストラリアのケアンズやシンガポールなどでもそうだが、
熱帯に属する地域では、雨は雨でも梅雨や秋霖のように、シトシト垂れる感じ
で降るのでなく、サアーっと吹くような感じで降る(ように感じる)。
いやぁ、熱帯の雨は実に気持ちのよい風物である。

起伏のある熱帯の島に長年に渡って多くの雨が降り注ぎ、大地が削られ草木が
大量に繁茂したことで、ハワイの各島では、他ではあまり見ることのできない
ような、ダイナミックな地形があちこちに映画のセットのように潜んでいる。
恐竜映画ジュラシックパークは、カウアイ島とオアフ島で撮影されたが、
それがハワイ島だったとしても、いささかも見劣りしなかったことだろう。

自然科学者に、ジュラ紀の地球上の風景はこんな感じでした、と断言されたら、
はいそうですか、と疑う余地なく信じてしまうほどの風貌がハワイ島にはある。

ハワイ島 ワイピオ渓谷
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