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知らぬ間に台風が東へ去った。
その名残か、烏丸通りには南から涼しい風が北へと吹きぬけ、
雨もすっかり上がった京の夕方は、久しぶりにとても心地良くなったので、
宵々山をそぞろ歩こうと思った（暑いと、この人ごみへは絶対行きたくないが）。


台風がそれて、京の都は心地よいお祭り日和となった


山鉾を見ると、京に夏が到来したことを感じる


コンコンチキチン コンチキチン、と、祭りのＢＧＭはやはり祇園囃子


相変わらずの人だが、今日は涼しいのでカキ氷は幾分売れ行きが悪い


親子の浴衣は祇園祭りによく似合う


名物の屋台は、まさに日本全国の名産展と化す


北海道もあったけど、これ、あまり人気無かったな～


博多もあったので、宮崎県産の地鶏を探したけど無かったな～


山鉾の一つ「菊水鉾」は室町通に


「よーこそ京都へおこしやす！チマキ安いどすえ」の子供の合唱に大人もタジタジ


「山伏山」では、宵山まで民家から御神体が顔を覗かせている


民家では豪華絢爛な宝物が飾られ、これを見るのも宵山ならではの楽しみだ


「大子山」の太子は、聖徳太子の太子だそう


人ごみから外れた通りもなかなか雰囲気があって良い


帰路、人ごみを避けるため、辻で様子を確認しつつ、家路についた