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「思えば偶然の必然!?」
コンシェルジュ : 中川 美佐緒
【2005年4月28日[Thu]】
「思えば偶然の必然!?」
「あぁ~っ ・・・電車行っちゃったよ。どうする、飛行機間に合わなくなっちゃうよ。」
これが、私の娘―こっちゃん との初めての海外旅行の最初の出来事である。
なんてことはない、一本電車を見過ごした。
接続のバスの連絡が悪いので、空港に着くのは出発の1時間前位になる。
混んでいればギリギリだけど、なんとか間に合うでしょっ。
けれども、出発の日の電車に乗り遅れるなんて、今までの私の経験では有り得ないことなのである。
出産する前にしていた職業は、添乗員。
いってみれば日本全国、いや、世界中を飛び回っていた。
そして、ひとり自由気ままに、好き勝手に暮らしていたのだ。
その私が、どうして娘と二人で空港に向かっているのか。
いったい何をしに、どこへ行くのか。
われながら、今の現実に??と考えさせられることがある。
不思議だ・・・
この日私たちは、朝のキャセイパシフィック航空、香港行きに乗るつもりで空港へ向かっていた。
こっちゃんと二人で海外旅行なんて、まだまだ当分無理と思っていた矢先、知り合いの香港人カップルが結婚するよ~と急にメールで知らせてきたのだ。
子連れ海外旅行なんて、何かきっかけでも無ければ行かないかもね・・・と、突然 香港3泊4日を決行したのである。
こっちゃんが、香港にて 私を撮ってくれた写真です。
彼女はまだ3歳ちょっと前。たぶん、どこか近くの公園に行くのと大して違いは無いのかもしれない。なのに、香港旅行を決めたのには訳がある。実はこの香港人カップルとは、昨年、旅行先で知り合った。しかも、その時も もちろん子連れ、母子二人旅行だった。
私はこっちゃんの誕生日を、家ではない場所で過ごそうと、勝手に心に決めている。
それは、日常の生活から離れて、非現実的な時間を楽しみたいという願望と、せっかくのその日を、二人でしんみりと家で食事するだけなんてイヤという自責の念からだ。
そう、何を隠そう、ウチはいわゆる母子家庭!それも筋金入り、子供が生まれる前から母子家庭と決まっていた。
こっちゃんの1歳の誕生日は、南の島・竹富島で初泳ぎをさせて祝った。
2歳の時は、北の大地・美瑛と富良野。
このときの北海道のペンションで、香港から旅行に来ていたビビアンとエドワードのカップルに出会った。
そして、あれから1年を待たず、彼らが結婚すると言って来たのだ。
添乗員をしていただけあって、行動力は人並み以上。
縁があれば、どこへでも行ってしまう。
他人から見たら、ごく質素で控えめな母子家庭の生活の印象からは、ほど遠く、大胆不敵で自由奔放な暮らしぶりの私とこっちゃんについて、今後少しずつ紹介していきたいと思う。
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「思えば偶然の必然!?」
これが、私の娘―こっちゃん との初めての海外旅行の最初の出来事である。
なんてことはない、一本電車を見過ごした。
接続のバスの連絡が悪いので、空港に着くのは出発の1時間前位になる。
混んでいればギリギリだけど、なんとか間に合うでしょっ。
けれども、出発の日の電車に乗り遅れるなんて、今までの私の経験では有り得ないことなのである。
出産する前にしていた職業は、添乗員。
いってみれば日本全国、いや、世界中を飛び回っていた。
そして、ひとり自由気ままに、好き勝手に暮らしていたのだ。
その私が、どうして娘と二人で空港に向かっているのか。
いったい何をしに、どこへ行くのか。
われながら、今の現実に??と考えさせられることがある。
不思議だ・・・
この日私たちは、朝のキャセイパシフィック航空、香港行きに乗るつもりで空港へ向かっていた。
こっちゃんと二人で海外旅行なんて、まだまだ当分無理と思っていた矢先、知り合いの香港人カップルが結婚するよ~と急にメールで知らせてきたのだ。
子連れ海外旅行なんて、何かきっかけでも無ければ行かないかもね・・・と、突然 香港3泊4日を決行したのである。
こっちゃんが、香港にて 私を撮ってくれた写真です。
彼女はまだ3歳ちょっと前。たぶん、どこか近くの公園に行くのと大して違いは無いのかもしれない。なのに、香港旅行を決めたのには訳がある。実はこの香港人カップルとは、昨年、旅行先で知り合った。しかも、その時も もちろん子連れ、母子二人旅行だった。
私はこっちゃんの誕生日を、家ではない場所で過ごそうと、勝手に心に決めている。
それは、日常の生活から離れて、非現実的な時間を楽しみたいという願望と、せっかくのその日を、二人でしんみりと家で食事するだけなんてイヤという自責の念からだ。
そう、何を隠そう、ウチはいわゆる母子家庭!それも筋金入り、子供が生まれる前から母子家庭と決まっていた。
こっちゃんの1歳の誕生日は、南の島・竹富島で初泳ぎをさせて祝った。
2歳の時は、北の大地・美瑛と富良野。
このときの北海道のペンションで、香港から旅行に来ていたビビアンとエドワードのカップルに出会った。
そして、あれから1年を待たず、彼らが結婚すると言って来たのだ。
添乗員をしていただけあって、行動力は人並み以上。
縁があれば、どこへでも行ってしまう。
他人から見たら、ごく質素で控えめな母子家庭の生活の印象からは、ほど遠く、大胆不敵で自由奔放な暮らしぶりの私とこっちゃんについて、今後少しずつ紹介していきたいと思う。