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Hm15 早春の北海道!道東の見どころ ◇ 旧国鉄・幸福駅
コンシェルジュ : 小宮 俊一
【2009年3月16日[Mon]】
Hm15 早春の北海道!道東の見どころ ◇ 旧国鉄・幸福駅
早春の北海道。十勝平野のど真ん中。依然として隠れた人気のあるお薦めの見どころは、旧国鉄広尾線の幸福駅である。
正確には幸福駅の跡で、その名ごりの観光地。ちなみに、私は気の遠くなるほどの大昔、1回だけ来た記憶はあるものの、その日は土砂降りの雨のため景色が良く見えず、当時の面影は全く無い。
現在の幸福駅舎跡
当時のキャッチフレーズは、「愛の国から幸福へ」。2つ先の愛国駅から200円の乗車券を買い、2人で幸福駅まで列車に乗ると結婚でき、幸せになれるという言い伝えを聞いた覚えがある。
余談であるが、その他に北海道には胆振管内の「母恋駅」という名前の駅がある。生みの母を探している人が母恋駅の入場券を持っていると何時しか巡り会えるという言い伝えはノスタルジックな話である。
反対に、留萌管内の「増毛駅」は意味深長な名前。髪が薄い中年男性がその駅名の入場券を定期入れに偲ばせていると、髪が生えてくるというのは、ちょっと漫画チックで頂けない?
さて、今日は旅行添乗の仕事で団体のお客様を、道東観光にご案内しているのであるが、昨晩の宿泊地十勝川温泉は、今朝は気持ちの良い快晴。外気温はプラス1度。ブルってしまう位まだまだ寒いが、暦の上では立春も過ぎ、太陽の日差しも力強さを増している。
こうふくの鐘
残雪の残る幸福駅構内にある「こうふくの鐘」。これを愛する人と2人で鳴らすと、幸せになれる・・・よくある新興観光地の作り話の世界。
そこで、お客様に一人で鳴らしても幸せになれるか、試してみましょうか、といって、写真におさまって頂いた。
その横には、旧国鉄広尾線を走っていたオレンジ色の古びたローカル列車が1両。晴れた空の下、ちょっぴり寂しそうに佇んでいた。
ローカル列車
幸福駅の案内板を目印に、幸福駅の記念の入場券や、愛国駅から幸福駅までのキップ。お土産を販売している杵渕商店の名物小父さんが、今日も元気に観光客の相手をしている。
杵渕商店
眩しい日差しのもと、20分の観光時間はアッという間に過ぎ去り、バスが出発する時間になった。
団体バスを何台も連ねての観光客の入り込みこそはないものの、今回のツァーでも中年のご夫婦が懐かしそうに記念写真を何枚も撮っていたのが印象的である。
首都圏をはじめ、道外の観光客の皆様がリピーターとなり、何度もお越し下さるように、道内の観光資源を守りつつ、魅力ある観光地としてご案内し続けたいものだと思う早春の十勝平野であった。(続)
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正確には幸福駅の跡で、その名ごりの観光地。ちなみに、私は気の遠くなるほどの大昔、1回だけ来た記憶はあるものの、その日は土砂降りの雨のため景色が良く見えず、当時の面影は全く無い。
現在の幸福駅舎跡
当時のキャッチフレーズは、「愛の国から幸福へ」。2つ先の愛国駅から200円の乗車券を買い、2人で幸福駅まで列車に乗ると結婚でき、幸せになれるという言い伝えを聞いた覚えがある。
余談であるが、その他に北海道には胆振管内の「母恋駅」という名前の駅がある。生みの母を探している人が母恋駅の入場券を持っていると何時しか巡り会えるという言い伝えはノスタルジックな話である。
反対に、留萌管内の「増毛駅」は意味深長な名前。髪が薄い中年男性がその駅名の入場券を定期入れに偲ばせていると、髪が生えてくるというのは、ちょっと漫画チックで頂けない?
さて、今日は旅行添乗の仕事で団体のお客様を、道東観光にご案内しているのであるが、昨晩の宿泊地十勝川温泉は、今朝は気持ちの良い快晴。外気温はプラス1度。ブルってしまう位まだまだ寒いが、暦の上では立春も過ぎ、太陽の日差しも力強さを増している。
こうふくの鐘
残雪の残る幸福駅構内にある「こうふくの鐘」。これを愛する人と2人で鳴らすと、幸せになれる・・・よくある新興観光地の作り話の世界。
そこで、お客様に一人で鳴らしても幸せになれるか、試してみましょうか、といって、写真におさまって頂いた。
その横には、旧国鉄広尾線を走っていたオレンジ色の古びたローカル列車が1両。晴れた空の下、ちょっぴり寂しそうに佇んでいた。
ローカル列車
幸福駅の案内板を目印に、幸福駅の記念の入場券や、愛国駅から幸福駅までのキップ。お土産を販売している杵渕商店の名物小父さんが、今日も元気に観光客の相手をしている。
杵渕商店
眩しい日差しのもと、20分の観光時間はアッという間に過ぎ去り、バスが出発する時間になった。
団体バスを何台も連ねての観光客の入り込みこそはないものの、今回のツァーでも中年のご夫婦が懐かしそうに記念写真を何枚も撮っていたのが印象的である。
首都圏をはじめ、道外の観光客の皆様がリピーターとなり、何度もお越し下さるように、道内の観光資源を守りつつ、魅力ある観光地としてご案内し続けたいものだと思う早春の十勝平野であった。(続)
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