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人・ひと・ヒト☆イタリアのトスカーナ在住「旅の専門家」×α
コンシェルジュ : 菅澤 彰子
【2009年4月30日[Thu]】
人・ひと・ヒト☆イタリアのトスカーナ在住「旅の専門家」×α
歩いていると、いろんな人に出会う
まさに「犬も歩けば・・・」という諺(ことわざ)どおり
何か面白い仕事はないかと探していたとき
私は偶然、ウェブトラベルに出会った
もちろん、いい意味での諺の解釈だ☆
トラベルパートナーとして仕事をしていると
これまた、本当にいろんな人に出会う
この人たちに共通しているのは
ヨーロッパを旅したいということだ
そしてイタリアに住む私がコンタクトを取る人は
やっぱりイタリアを目指す人が多い
けれど、行きたいところは同じでも
人それぞれ皆ちがう目的と好みと感性を持っている
イタリアという土地は包容力が大きいので
その幅が非常に広い
旅行代理店にお勤めの人たちだけでは
手に負えないという話が実感としてわかる
そうして出会ってきた人々の中で
私の企画を受け入れてくれる人には
ある傾向が見えてきた
どうやら、専門職の人が多いようだ☆
好感度の高い人たちを選ぷことはあっても
あえて、私のほうで
職業まで選んでいるわけではない
・・・というよりも
最初の段階では知りようがない!(笑)
自己紹介からはじめてくれる人がいるのは
率直に嬉しいことである☆
職業欄に会社員とか会社役員とか記入する人でも
実際にお会いして聞いてみると、専門職である場合が多い
「旅は、その人の生き方に似ている」というようなことは
このブログを始めるときに書いたけれど
→☆
専門職の方々は、やはり旅もこだわってつくる傾向にあるのだろうか?
専門職の人の中には、スゴイ人もいる
もちろんご本人自らそれを言うわけではないが
先日ひょんなことから、ある方の社会的立場を知った
このとき思ったのは、有名人であろうが無名人であろうが
やはり私生活があり、大切な家族がいて、
それを生きる糧にしているにちがいないということだ
あたりまえのようだが
何と素晴らしいことではないか!☆
・・・と、この仕事を今一度見直す
きっかけともなった
さて、私は今、この段階で
2つの仕事の柱を持っている
一つは、長年培ってきた建築の専門家としての仕事であり
もう一つは、旅の専門家としてのこの仕事である
この2つのキャリアの合作が
4月からJITRAでスタートした連載である☆
→新連載『トスカーナの小都市を旅する』
「JITRA」=JAPAN-ITALY Travel On-Line は、
日本人向けの本格的なイタリア旅行情報サイトとして
最も古く信頼の高いものだろう
そしてイタリア国内で唯一知られているものであろう
この運営会社JAPAN-ITALY 代表の大島さんには
お会いする前に、別の小さな記事を書いてくれと頼まれていた
そのうちに「一度お会いしましょう」となり
お互いがイタリアに住んでいるのにもかかわらず
一時帰国中の日本で会うことになった
東京新宿の、夏の暑い日だった
大島さんが編集後記でも書かれているように
私がこの連載を始めるまでに
ずいぶんとお待たせしてしまった
→☆
でも、今だからこそ
自信を持って書けるものである
これまでイタリアでお会いしてきた
すべての旅人たちに感謝したい
そして、建築の専門家として育ててくださった
人びとにも感謝したい
この連載の執筆に関しては
旅行の仕事が役立ったのは視点の転換であって
建築の専門家としての能力のほうが大部分を占めている
タイトルどおり「+α」でなく「×α」という感じだ
いまだ、未熟な点もあろう
けれど、「今だから書けること」である
意識しているのは
「自分の言葉で書こう」ということだ
似たり寄ったりのガイドブックのテキストとは違う
「これまでに無いもの」を目指している
もちろん、依頼主がJITRAであるから
その仕様に仕立て上げている
面白くても書き切れないことが、いっぱい出てくる
一番苦労するのは
専門的な知識を持たない一般読者向けに
「難しいことを簡単に言うこと」だ
第1回の原稿を送ってすぐに
「とてもわかりやすく、かつ専門的なポイントも押さえられていて
JITRAがまさに望んでいた記事だと思います」
というお言葉をいただいた
驚いたのは、WEBの記事なのに、
予想以上に手づくり感が高いということだ
非常に厳しい目で、編集を丁寧になさっている
だからこそ、質の高いサイトが維持できているのだと思う
そして、原稿をとても大切に扱ってくださったのがわかる
こちらの労力を理解してくれてこそ、できることだ
星の数ほどいるトスカーナ在住の日本人の中から選ばれて
「トスカーナに力を入れたい」という思い入れの強い
企画連載を任されたのは、本当に光栄なことだ☆
始めてみて面白いと感じたのは
記事を読んで反応する人たちのタイプが
このブログとは違うということである
同じ人(この私!)が書いているのだけれど
表現のしかたで、自分のどの部分を見せていくかで
相手の受け取り方がちがうようなのだ
これもまた、あたりまえのようだが
不思議でもある(笑)
新境地の開拓には多大なるエネルギーを要したが
始めて良かったと心から思える連載である☆
注目の高いサイトなので
多くの人たちに還元できる満足感がある
社会的貢献度が高い!
縁とは不思議なもので、大島さんと出会う前に
彼女を取り巻く人たちのうち
少なくとも4人をずっと前から知っていた
そのうちのふたりには、直接影響を受けている
イタリアの最前線で仕事をしている人たちというのは
お互いの価値を知り、励まし合っている
私はそのことが
とても美しいと感じるのだ☆
そして、こういった各分野を極めていった
パイオニアたちに共通しているのは
今のように気楽にイタリアへ行ける時期以前に
若き日々をイタリアで過ごしていたということである
日本がまだイタリアなんて見向きもしなかった時代に
その魅力をいち早く自らの直感で見出していた人たち
私はこういった世代の
力強くたくましい魂を持った大先輩たちを
深く尊敬してやまないのだ☆
by Akiko Sugesawa
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人・ひと・ヒト☆イタリアのトスカーナ在住「旅の専門家」×α
歩いていると、いろんな人に出会う
まさに「犬も歩けば・・・」という諺(ことわざ)どおり
何か面白い仕事はないかと探していたとき
私は偶然、ウェブトラベルに出会った
もちろん、いい意味での諺の解釈だ☆
トラベルパートナーとして仕事をしていると
これまた、本当にいろんな人に出会う
この人たちに共通しているのは
ヨーロッパを旅したいということだ
そしてイタリアに住む私がコンタクトを取る人は
やっぱりイタリアを目指す人が多い
けれど、行きたいところは同じでも
人それぞれ皆ちがう目的と好みと感性を持っている
イタリアという土地は包容力が大きいので
その幅が非常に広い
旅行代理店にお勤めの人たちだけでは
手に負えないという話が実感としてわかる
そうして出会ってきた人々の中で
私の企画を受け入れてくれる人には
ある傾向が見えてきた
どうやら、専門職の人が多いようだ☆
好感度の高い人たちを選ぷことはあっても
あえて、私のほうで
職業まで選んでいるわけではない
・・・というよりも
最初の段階では知りようがない!(笑)
自己紹介からはじめてくれる人がいるのは
率直に嬉しいことである☆
職業欄に会社員とか会社役員とか記入する人でも
実際にお会いして聞いてみると、専門職である場合が多い
「旅は、その人の生き方に似ている」というようなことは
このブログを始めるときに書いたけれど →☆
専門職の方々は、やはり旅もこだわってつくる傾向にあるのだろうか?
専門職の人の中には、スゴイ人もいる
もちろんご本人自らそれを言うわけではないが
先日ひょんなことから、ある方の社会的立場を知った
このとき思ったのは、有名人であろうが無名人であろうが
やはり私生活があり、大切な家族がいて、
それを生きる糧にしているにちがいないということだ
あたりまえのようだが
何と素晴らしいことではないか!☆
・・・と、この仕事を今一度見直す
きっかけともなった
さて、私は今、この段階で
2つの仕事の柱を持っている
一つは、長年培ってきた建築の専門家としての仕事であり
もう一つは、旅の専門家としてのこの仕事である
この2つのキャリアの合作が
4月からJITRAでスタートした連載である☆
→新連載『トスカーナの小都市を旅する』
「JITRA」=JAPAN-ITALY Travel On-Line は、
日本人向けの本格的なイタリア旅行情報サイトとして
最も古く信頼の高いものだろう
そしてイタリア国内で唯一知られているものであろう
この運営会社JAPAN-ITALY 代表の大島さんには
お会いする前に、別の小さな記事を書いてくれと頼まれていた
そのうちに「一度お会いしましょう」となり
お互いがイタリアに住んでいるのにもかかわらず
一時帰国中の日本で会うことになった
東京新宿の、夏の暑い日だった
大島さんが編集後記でも書かれているように
私がこの連載を始めるまでに
ずいぶんとお待たせしてしまった →☆
でも、今だからこそ
自信を持って書けるものである
これまでイタリアでお会いしてきた
すべての旅人たちに感謝したい
そして、建築の専門家として育ててくださった
人びとにも感謝したい
この連載の執筆に関しては
旅行の仕事が役立ったのは視点の転換であって
建築の専門家としての能力のほうが大部分を占めている
タイトルどおり「+α」でなく「×α」という感じだ
いまだ、未熟な点もあろう
けれど、「今だから書けること」である
意識しているのは
「自分の言葉で書こう」ということだ
似たり寄ったりのガイドブックのテキストとは違う
「これまでに無いもの」を目指している
もちろん、依頼主がJITRAであるから
その仕様に仕立て上げている
面白くても書き切れないことが、いっぱい出てくる
一番苦労するのは
専門的な知識を持たない一般読者向けに
「難しいことを簡単に言うこと」だ
第1回の原稿を送ってすぐに
「とてもわかりやすく、かつ専門的なポイントも押さえられていて
JITRAがまさに望んでいた記事だと思います」
というお言葉をいただいた
驚いたのは、WEBの記事なのに、
予想以上に手づくり感が高いということだ
非常に厳しい目で、編集を丁寧になさっている
だからこそ、質の高いサイトが維持できているのだと思う
そして、原稿をとても大切に扱ってくださったのがわかる
こちらの労力を理解してくれてこそ、できることだ
星の数ほどいるトスカーナ在住の日本人の中から選ばれて
「トスカーナに力を入れたい」という思い入れの強い
企画連載を任されたのは、本当に光栄なことだ☆
始めてみて面白いと感じたのは
記事を読んで反応する人たちのタイプが
このブログとは違うということである
同じ人(この私!)が書いているのだけれど
表現のしかたで、自分のどの部分を見せていくかで
相手の受け取り方がちがうようなのだ
これもまた、あたりまえのようだが
不思議でもある(笑)
新境地の開拓には多大なるエネルギーを要したが
始めて良かったと心から思える連載である☆
注目の高いサイトなので
多くの人たちに還元できる満足感がある
社会的貢献度が高い!
縁とは不思議なもので、大島さんと出会う前に
彼女を取り巻く人たちのうち
少なくとも4人をずっと前から知っていた
そのうちのふたりには、直接影響を受けている
イタリアの最前線で仕事をしている人たちというのは
お互いの価値を知り、励まし合っている
私はそのことが
とても美しいと感じるのだ☆
そして、こういった各分野を極めていった
パイオニアたちに共通しているのは
今のように気楽にイタリアへ行ける時期以前に
若き日々をイタリアで過ごしていたということである
日本がまだイタリアなんて見向きもしなかった時代に
その魅力をいち早く自らの直感で見出していた人たち
私はこういった世代の
力強くたくましい魂を持った大先輩たちを
深く尊敬してやまないのだ☆
by Akiko Sugesawa
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