やがてレセプションの主役、ジルベルト・カサビ サンパウロ市長が到着。 その場の全員一人一人と握手しながら 「ボア・ノイチ」(こんばんは)と挨拶して周る市長。 市長の物腰は自然でさわやか。 私達のところにも来て握手してくれたのに感激! ブラジルでサンパウロ市長といえば、 大統領の椅子も近いと言われる有力ポストだそうだが、 そんな大物をしてこのフランクさは、やっぱりお国柄かも。 挨拶するジルベルト サンパウロ市長。
やがて「サウーヂ!」で一同乾杯。 飯島さんは講演では話しきれなかった 熱い思いの続きをたくさん聞かせてくれた。 日本やブラジルの現状を嘆き、 社長業を引退した今は日本とブラジルの架け橋になるべく、 社会的な活動に力を入れたいと話す飯島さん。 日伯の良いところをあわせ、ブラジルをもっとよくしていきたいとのこと。 今の倍の年齢まで生きるつもりだと笑い、 「今はまだ人生の折り返し点」と、豪快に語ってくれた。
もっとお話をお聞きしたかったが、滋賀まで帰らなければならない私達は、 後ろ髪をひかれる思いで早々に会場を後にした。 広い国土に大きな可能性があり、 親日的で心あたたかい人たちが暮らしているブラジル。 遠くても近いこの国の魅力を、もっとたくさんの人に知って欲しい。
名古屋でブラジル三昧!エキスポ・ビジネス2009 (2)
ブラジル関連ビジネスの見本市「エキスポ・ビジネス」。
この日のメインの講演は、
日本での美容師としての成功を捨ててブラジルに渡り、
ブラジル第二の美容室チェーン
SOHO Hair Internacional(蒼鳳) を一代で作り上げた、飯島秀昭さん。
SOHOはサンパウロでは知らない人がいないほどの大手チェーン。
飯島さんは店舗運営やブラジル人スタッフの教育に
例えば時間厳守といった日本式のやり方を取り入れ、成功を収めたそうだ。
ブラジルに渡ったきっかけから、仕事や事業に対しての考え方、
そして苦境に立たされている在日ブラジル人への励ましのメッセージまで、
ユーモアとジェスチャーたっぷりに、熱く語ってくれた。
ポルトガル語での講演を同時通訳を通して聞いたので、
みんながドッと反応するところで同じタイミングで反応できないのが悔しい、
それくらい大いに盛り上がっていた。
講演後は、大勢のブラジル人のお客さんがサインと写真撮影に長蛇の列。
同行の永石さんが飯島さんと前からの知り合いである関係で、
夜に市内のヒルトンホテルで開かれる関係者のレセプションに
特別に入れてもらえることになった。
来日中のサンパウロ市長(先日麻生首相と会談していた)も出席とのことで、
そんなところに一般人が入れてもらえるなんて、普通ではありえない。
会場は名古屋ヒルトン2階の「SEASONS」。
照明を落としムーディな雰囲気の中、ポルトガル語でにこやかに談笑する
スーツ姿の各界有力者と思しき方々。
こちらは普段着なので、本当にいいの!?と思いながらも入る。
お茶をすすりながら周囲を観察しつつ待つ。
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飯島さんは講演では話しきれなかった
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社会的な活動に力を入れたいと話す飯島さん。
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