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コンシェルジュブログ

コンシェルジュ : 小宮 俊一
【2009年5月23日[Sat]】 海外

Jb1 ジャワ島 “プランバナン” 遺跡群

かなり昔の話で恐縮ですが、春休みに家族全員でインドネシア旅行に行こう!ということになりました。

まず始めに、ジャワ島ジョグジャカルタに飛びました。できるだけ肌の近くで神々を感じてみよう、見てみようと考えたのです。

インドネシアには、遙か昔にインドから伝播された仏教、さらにヒンドゥー教があり、現在はイスラム教が最大の宗教です。

現在のインドネシアでは仏教は廃れ、唯一バリ島にヒンドゥー教が残り、ジャワ島やその他の島々はイスラム教が主流です。

まず始めに訪れたのは、ジョグジャカルタ近くのヒンドゥー教寺院・プランバナン遺跡です。10世紀ころにインドネシアのジャワ島に君臨したサンジャヤ王朝によって建てられました。

およそ5Km四方にわたっていくつもの遺跡が点在している巨大寺院群で、ヒンドゥー教寺院としては東南アジア最大規模です。

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プランバナン遺跡

プランバナン遺跡群の寺院の外壁に彫られたシヴァ神を崇める為の様々なレリーフは、この寺院だけにしか見られない特徴的なものです。

方位神・ローカパーラは10世紀ころのジャワ美術の成熟をあらわす代表的な作品です。また、シヴァ神殿の廻廊には、インドの古代叙事詩「ラーマーヤナ」のレリーフが飾られ、壮大な物語が見事な彫刻として描かれています。

さて、ヒンドゥー教にまつわる話ですが、お隣の島バリ島でのお祭り・オダランは、村にあるヒンドゥー教寺院の誕生した日を祝う行事です。

人々は大きなお供え物を神々にささげようと、ガムランを打ち鳴らしながら村を練り歩きます。

ジャワ島中部で高度な文明を築いたヒンドゥー教徒たちは、その後イスラム教徒に追われバリ島へと逃げのびました。現在、バリに暮す人々は、今でもヒンドゥー教の文化を守り続けています。

その中でも有名なのが、インド発祥の古代叙事詩「ラーマーヤナ」の物語を演じる舞踏劇です。「ラーマーヤナ」は、ヒンドゥー教の神・ヴィシュヌ神の化身であるラーマ王子が、悪魔に奪われた妻・シータを救うという物語です。

ガムランのリズムにのって演じられるこの劇は、バリ島のヒンドゥー教徒たちばかりでなく、インドネシアを象徴する文化として広く人々の生活の中に溶け込んでいます。

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プランバナン遺跡群

プランバナン遺跡群の近くには、仏教遺跡のボロブドゥール寺院遺跡群もあり、共にジャワの建築の最高傑作の一つとされております。ボロブドゥール寺院遺跡群は次回ご紹介いたします。(続)

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