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コンシェルジュブログ

コンシェルジュ : 小宮 俊一
【2009年9月24日[Thu]】 海外

Jb5 バリ島・神秘的な “バロンダンス”

その日、我々家族は朝一番に、ヌサドァより車で1時間ほどにある、バリ島の神々の踊り、バロンダンスが見られるバトゥブラン村に向かいました。

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バロンダンス1

バリ島には、レゴン、ケチャ、そしてバロンダンスがあります。それぞれに特徴がありますが、バロンダンスはバリ神話の聖獣バロンと魔女ランダの戦いを演じたものです。

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バロンダンス2

バロン(Barong)とは、インドネシアのバリ島に伝わる獅子の姿の聖獣です。別名バナスパティ・ラジャ(森の王)の事をいいます。

またバロンは、森の良い魂「バナス・パティ」の象徴であり、バリ・ヒンドゥーの善を現し、悪の象徴である魔女ランダと戦います。たとえ倒されたとしても、必ず復活しランダと永劫に戦い続けます。

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バロンダンス3

バロンはあらゆる災害を防ぐ力をもつと信じられており、村の寺院の一隅に収められ、日々、供物と祈りの対象となっています。全身に輝く鏡の小片をつけた獅子の姿で表れます。

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バロンダンス4

バロンダンスは悪霊払いの舞台劇のことであり、主に祭日に行われます。これは、本来、210日に1度、2人の男がバロンの張りぼての中に入って村中を練り歩き、寺の境内でガムランの伴奏にあわせて踊り狂うというものです。

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バロンダンス5

50人程の観客の中、ガムランの独特な音色にのって、想像よりは若干小さく感じるバロンが踊ってました。

舞台の袖にいる楽器演奏者たちは、無心にそれぞれの楽器を弾き鳴らしていましたが、緩急をつけた音色は、エキゾチックなものでした。

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楽器演奏者たち

バリ島では、あらゆるところでダンスが見られ、身近に神々を感じることができます。

我々家族は、踊り子達に見送られながら、昼下がりのヌサドアビーチへと戻りました。(続)

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