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コンシェルジュブログ

コンシェルジュ : 小宮 俊一
【2010年10月27日[Wed]】 海外

世界遺産韓国紀行 No.1 仏国寺・石窟庵

一昨年の初夏、我々夫婦は、韓国で最初に世界文化遺産に登録された慶尚北道の慶州にある仏国寺を訪ねました。

先ずは韓国の神々と先人に敬意を表するために、お参りしたのは仏国寺の極楽殿です。

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仏国寺極楽殿

ガイドの説明によると、仏国寺は慶州の小高い山の麓にある新羅時代の寺で、西暦751年に新羅の景徳王の命令で、金大城によって創建されたものです。

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極楽殿正面

仏国寺は朝鮮三国時代の新羅の人々が描いた仏の国を具現化したもので、法華経、無量寿経、華厳経を形象化したものと言われております。

余談になりますが、仏国寺の極楽殿の前に「黄金の豚」の像があります。この像をなぜると、宝くじが大当たり!さらにお金持ちになれるとかいう話を聞き、なでてみました。

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黄金の豚

仏国寺の建築構造は大きく2つの区域に分けられ、その1つは極楽殿を中心にした区域と、もう1つは大雄殿を中心にした区域です。

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仏国寺大雄殿

さて、木造建築物も数多くあり、区域を仕切る門、望楼や鐘楼もあります。それらは仏教全般を象徴する大きな意味を持つ建築物です。

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仏国寺正門

また、仏国寺の境内には幾つかの石塔あり、その中で多宝塔と釈迦塔等の石塔は、仏国寺が目指す思想と芸術の真髄と言えるものです。

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望楼

次に観光したのは、仏国寺境内の東側には付随した石窟庵です。この石窟庵も仏国寺と同じで金大城によって創建されたものです。

創建当時は石仏寺という別院でしたが、現在は、仏国寺の一部として存在する宗教芸術史上卓越した文化遺産です。

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鐘楼

石窟庵の本尊仏像は素人目に見ても素晴らしいものです。石窟庵の中に入り奥深い所に安置されている本尊に正対すると、黄金色の美しい顔と体からは霊光が輝き、神聖なその美しさに、息をのむほどです。

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石窟庵本尊(イメージ)

ユネスコ世界遺産では、1995年の12月に、韓国としては初めて、仏国寺と石窟庵を極東アジア仏教芸術の傑作であると認定しました。

極東アジアの宗教的建築物と仏教信仰の形象化の側面において卓越した事例であると評価しています。(続)

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