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Fm2 19世紀 美の巨匠たち ☆ オルセー美術館
コンシェルジュ : 小宮 俊一
【2011年9月11日[Sun]】
Fm2 19世紀 美の巨匠たち ☆ オルセー美術館
翌朝、秋空の寒い中、我々夫婦はオルセー美術館に向かいました。
この美術館は、フランスのパリにある19世紀の美術専門の美術館であり、印象派の画家の作品が数多く収蔵されていることで有名です。
この建物の前身は、1900年のパリ万博の開催に合わせ、オルレアン鉄道によって建設されたオルセー駅で、その駅ビル兼ホテルでした。
この中央駅は、オルレアンを始めフランス南西部へ向かう長距離列車のターミナルでした。
美術館前広場 犀の銅像
その後、狭くて不便だったことから、近距離列車専用駅となり、駅施設は大幅に縮小となりました。
この建物はさまざまな用途に用いられ、一時は取り壊しの話もありましたが、1970年代にフランス政府によってリニューアルが検討されました。
その結果、19世紀の美術を中心に展示するオルセー美術館として生まれ変わることになったのです。
美術館前広場 象の銅像
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オルセー美術館の内部。
正面奥に掛けられているのがオルセー名物の大時計です。
オルセー美術館が駅だった頃から付いていたものでターミナル駅であったオルセーの面影を残しています。
オルセー駅時代からの大時計
オルセー美術館は、一見吹き抜けの1階しかないようにも見えますが、実際の展示見学スペースは、地上階・中階・上階の三つのフロアがあります。
ここには時代的には近くのルーヴル美術館に所蔵されている作品の次の年代にあたる19世紀の絵画・彫刻・工芸品などが展示されています。
美術館の地上階
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まずは地上階の中央通路を中心に、彫刻群が展示されています。
美しさに惹かれ、幾つかの作品を写真に撮りました。目に付くのは中央にある地球を支えている4人の天使たちです。
彫刻展示スペース
恥ずかしながら、私の近代彫刻の知識は、オーギュスト・ロダンを知っている程度ですので、詳細の説明は省略します。
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次に、2階に上がると絵画の展示室があります。オルセー美術館の中で、私の1番好きな絵は、自然主義の画家ジャン・フランソワ・ミレーの「落ち穂拾い」です。
この絵の背景は、パリ郊外のフォンテーヌブローの森のはずれ、バルビゾン村ですが、刈り入れが終わった後の畑に残った麦の穂を拾い集める3人の貧しい農婦が描かれております。
「落ち穂拾い」
厳しい労働の中にも、明るい朝の太陽に照らされた希望の光が柔らかく描写されており、自然派の巨匠ミレーの心の中を映しているようでもあります。
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さて、つれあいのお気に入りの絵は、ポスト印象派の画家フィンセント・ファン・ゴッホが描いた「ファン・ゴッホの寝室」第3バージョンです。
この絵は巨匠ゴッホが母のためにオリジナルの絵を縮小して複製し、描いたものです。
この絵は、第二次世界大戦前は日本の松方コレクションに加えられていましたが、戦後はフランス国有財産となり、現在はオルセー美術館に展示されています。(続)
「ファン・ゴッホの寝室」
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この美術館は、フランスのパリにある19世紀の美術専門の美術館であり、印象派の画家の作品が数多く収蔵されていることで有名です。
この建物の前身は、1900年のパリ万博の開催に合わせ、オルレアン鉄道によって建設されたオルセー駅で、その駅ビル兼ホテルでした。
この中央駅は、オルレアンを始めフランス南西部へ向かう長距離列車のターミナルでした。
美術館前広場 犀の銅像
その後、狭くて不便だったことから、近距離列車専用駅となり、駅施設は大幅に縮小となりました。
この建物はさまざまな用途に用いられ、一時は取り壊しの話もありましたが、1970年代にフランス政府によってリニューアルが検討されました。
その結果、19世紀の美術を中心に展示するオルセー美術館として生まれ変わることになったのです。
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オルセー美術館の内部。
正面奥に掛けられているのがオルセー名物の大時計です。
オルセー美術館が駅だった頃から付いていたものでターミナル駅であったオルセーの面影を残しています。
オルセー駅時代からの大時計
オルセー美術館は、一見吹き抜けの1階しかないようにも見えますが、実際の展示見学スペースは、地上階・中階・上階の三つのフロアがあります。
ここには時代的には近くのルーヴル美術館に所蔵されている作品の次の年代にあたる19世紀の絵画・彫刻・工芸品などが展示されています。
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まずは地上階の中央通路を中心に、彫刻群が展示されています。
美しさに惹かれ、幾つかの作品を写真に撮りました。目に付くのは中央にある地球を支えている4人の天使たちです。
彫刻展示スペース
恥ずかしながら、私の近代彫刻の知識は、オーギュスト・ロダンを知っている程度ですので、詳細の説明は省略します。
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次に、2階に上がると絵画の展示室があります。オルセー美術館の中で、私の1番好きな絵は、自然主義の画家ジャン・フランソワ・ミレーの「落ち穂拾い」です。
この絵の背景は、パリ郊外のフォンテーヌブローの森のはずれ、バルビゾン村ですが、刈り入れが終わった後の畑に残った麦の穂を拾い集める3人の貧しい農婦が描かれております。
厳しい労働の中にも、明るい朝の太陽に照らされた希望の光が柔らかく描写されており、自然派の巨匠ミレーの心の中を映しているようでもあります。
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さて、つれあいのお気に入りの絵は、ポスト印象派の画家フィンセント・ファン・ゴッホが描いた「ファン・ゴッホの寝室」第3バージョンです。
この絵は巨匠ゴッホが母のためにオリジナルの絵を縮小して複製し、描いたものです。
この絵は、第二次世界大戦前は日本の松方コレクションに加えられていましたが、戦後はフランス国有財産となり、現在はオルセー美術館に展示されています。(続)
「ファン・ゴッホの寝室」